口臭治療の基礎知識

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口臭はどうやって作られる

Posted on 03-11-2016 , by: nishina , in , 0 Comments

こんにちは

京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です

口臭治療が通常の歯科医院でも受けられるように、また様々な情報をお伝えするためにこのブログを書いています

そして今日は

相手の口臭が気になった

そしてもしかしたら私も口臭があるのかな?

なんて考える人すごく多いことに気づきました

そこで

口臭とはいうものの実態は何?

どうやって臭いができるのか?

について知りたいと思いませんか?

そうこのブログを読むことによってたった数分で口臭ガスの産生の原因、メカニズムを知ることができるのです

口臭の原因

1、揮発性硫黄化合物ーVSC

口の中で作られる口臭ガスは揮発性硫黄化合物です

VSCには硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドの3種類があります

他の物質は呼気から排出されるが臭いの閾値以上の濃度が検出されることはあまりないのです

しかしこのその他の物質とVSCが混ざり合うと臭いの性質を変えるのです

次に臭いの性質を変えると思われている物質

1、揮発性窒素化合物

アンモニア

インドール

スカトール

トリメチルアミン

2、低級脂肪酸

プロピオン酸

酪酸

カプロン酸

3、その他の揮発性有機物

フェノール

アセトアルデヒド

エタノール

メタノール

2揮発性硫黄化合物以外の原因物質

口の中以外に口臭の原因がある場合

糖尿病の人の呼気からアセトンが

肝機能障害、腎機能障害ーアンモニア

腎機能障害ージメチルアミン、トリメチルアミンも出てくることもある

このことから魚の腐ったような臭いと例えられることが多いのです

口の中のVSCの産生機序

口の中の粘膜の剥がれたもの、食べ物の中のシステイン、メチオニンが口の中の細菌によって産生されるのです

システインを分解できる細菌が取り込むとー硫化水素

メチオニンを分解できる細菌が取り込むとーメチルメルカプタン

を発生させる

ここで主にVSC産生菌を書きます

グラム陰性菌

プロフィロモナスジンジバーリス

プレボテラインターメディア

フゾバクテリュウムヌクレアチム

キャンピロバクターレクタ

トレポネーマーデンティコラ

これらは実は歯周病原因菌である

つまり

歯周病菌が多ければ多いほどこの口臭ガスを多く出すということなのです

また進行している方は必然的に歯周病菌が増殖していますので口臭が強くなっています

しかし

歯周病が進行していなくても口臭が強いということはそれだけの歯周病菌が口の中に存在するということを意味するので将来歯を失うリスクが非常に高い

つまり入れ歯になる年齢がもしかしたら早いということが言えるのです

口臭治療は口の中が原因であればこの口臭ガスを出す細菌を殺菌すること

口の中以外の原因ならその疾患を治療することで口臭は改善されるのです

早期発見早期治療があなたの口腔内を健全に保つことにつながるかもしれません

そしてひいては歯周病が及ぼす全身疾患のリスクを防げるかもしれませんね

もう一人で口臭について悩まないでください

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