こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
そろそろ息が白くなる冬のコマーシャルが出てきましたね
はーってすると白い息
以外に遠くまで届くんだなあ〜って
思いませんか?
僕は思いました
そこで口臭が気になられている方へ
今日はみなさんがあまり知らないことを書いていこうと思います
口臭症の分類
口臭にはいくつかのタイプがあります
ご存知だったでしょうか?
おそらくご存知ではないと思います
1真性口臭症ー
社会的容認限度を超える明らかな口臭が認められるもの
1)生理的口臭ー口腔内に疾患がないもの
2)、病的口臭ー
口腔由来のものー口腔の原因の疾患、機能低下による口臭
全身由来の病的口臭ー呼吸器疾患、耳鼻咽頭など
2仮性口臭症ー
患者さんは口臭を訴えるが社会的容認限度を超える口臭は認められず検査結果などの説明により訴えの改善が期待できるもの
3口臭恐怖症ー
真性口臭症、仮性口腔症に関する治療では訴えの改善が期待できないもの
このように分類されている
実際に検査したところ
真性口臭症の割合が3分の2で口腔外のものが1、9パーセントだったという結果が出ています
新潟大学医歯学総合病院より
では最も多い病的口臭の口腔内由来のものについて見て行きます
具体的な病気といえば
歯周病、多発性う蝕、潰瘍性口腔粘膜疾患、唾液腺の機能低下など
唾液腺の機能低下といえば経年的変化ーつまり年齢とともに唾液の量は減って行きます
また全身の病気との関係といえばシェーグレン症候群が有名なところです
唾液を増やすことは実際のところ不可能ですので人口唾液を使用する、もしくは口腔ケアを通常の人よりも入念に行うつまり頻繁に行うということで対処していかなければなりません
ここでは口臭について書いていますが
やはり唾液というのは自浄作用がありますのでこの量が少ないということは虫歯にもなりやすく
また粘膜に炎症を起こす原因になります
すると入れ歯の方は入れ歯が合わなくなるということになります
口の中の骨が回復すれば良いのですが
歯周病にしろ、入れ歯を支える骨は一度溶けてしまうと回復しないので一方通行の疾患ということになります
今日は口臭の分類について書きました