口臭治療の基礎知識

口臭の原因を知り正しい予防ケアを!

Posted on 06-12-2018 , by: nishina , in , 0 Comments

こんにちは。
京都市伏見区京阪宇治線の桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です。

仕事で出会う方や親しい友人と話しているときなどに、ふと自分の口臭が気になってしまうことはありませんか?
口臭は、人付き合いのエチケットとして男性女性問わず気にしている方がとても多いです。
しかしながら、口臭の原因を理解していないせいで正しいケアがされず、自分自身で気がつかないうちに周囲から敬遠されていることがあるかもしれません。
口臭の原因を理解し、専門医のもと正しい予防ケアを行いましょう。

口臭の源!5つの原因を知ろう

考える女性

舌苔(ぜったい)の増加

舌には、舌苔(ぜったい)といわれる白く濁ったカビのようなものが付着することがあります。
舌苔は、口の粘膜が皮膚の垢のように剥がれ落ちて舌に付着した細胞の塊で、舌に蓄積されていくと白く厚くなり腐敗していきます。口臭の原因の6割が舌苔といわれているので舌ブラシや舌ベラを使って清掃することをおすすめします。
また、食事をよく咬んで食べることで舌苔の付着を防ぐ効果があります。
ゆっくりよく咬んで食事をする習慣を身に着けましょう。

歯周病

歯周病は、歯と歯肉の境目に炎症が起きる疾患で、口臭の原因のひとつといわれています。
歯周病にかかると、メチルメルカプタンというガスが大量に発生してしまうため、強烈な口臭になる傾向があります。
歯周病は予防できる病気です。歯科医院で、定期的な歯周病ケアを行いましょう。

内臓器官の病気

肝臓や消化器管の疾患が原因で、体内で発生した毒性のガスが口臭となって吐き出されることがあります。
胃食道逆流症(逆流性食道炎)などの消化器系の病気にかかっている方は、口臭にも注意が必要です。

鼻や扁桃腺の病気

蓄膿症などの鼻の病気で感じる悪臭を口臭だと思っている方は意外と多いです。
ですが、鼻の病気による悪臭は口が原因ではありません。耳鼻科などで適切な治療を受けると臭いは解消します。
また、扁桃腺炎から口臭が起きることがまれにあります。まずは内科を受診し体調を整えましょう。

食べ物やタバコ

ニンニクなどの臭いの強い食べ物を摂取すると、臭いの原因となるガスが腸を経由して肺から排出されて口臭となります。
食べ物が原因の場合、時間が経過することで臭いはなくなります。
一方で、タバコのヤニやニコチンが歯に付着したままだと慢性的な口臭をまねきます。
定期的なクリーニングで清潔な口内を心がけましょう。

口臭が身体に与える影響

悩む女性

口から発せられる臭いの原因は、体内で発生した毒ガスによるところが大きいです。
口臭の主な原因となる硫化水素は、温泉や火山、下水などで発生し250ppmの濃度の中に1時間いると命を落とすといわれている毒性の強いガスです。口臭として毒ガスが排出されるということは、体に害を与えるガスを自ら発生させているということになります。
硫化水素は、歯ぐきを溶かす作用により歯周病を進行させたり、癌の原因となる活性酸素を増やしたり、細胞核のDNAを分断したりと、体に与える悪影響も強いといわれています。

口臭は、体の不調を訴えるサインでもあります。
半年を目安に歯科医院を受診し、正しい口臭ケアを行うことをおすすめしています。

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