こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
今日は歯周病と口臭の関係についてお話ししていきます
1.軽度歯周病と口臭
軽度の場合ほとんど口臭は見られません
2.中等度、重度歯周病の場合
口臭が強くなっていきます
なぜか?
歯周病菌の多くはタンパク質を分解する酵素を持っておりまた歯周病が進むと出血、排膿が出てきます
これらが臭いを発生させる元となるのです
ですからこの歯周病菌の数を減らすことが口臭の治療にもつながるのです
どのように行っていくのか?
❶医院では
1、口臭検査を行い歯周病が原因の口臭である可能性があることを確認します
2、レントゲン検査で歯周病の進行状態を把握します
3、歯茎から上の歯石を取りますー殺菌も行います
4、歯茎の下の部分の歯石を取りますー殺菌も行います
この時に使用する殺菌は次亜塩素酸電解水のものが最も有効だと思います
この時に使用する次亜塩素酸については中性もしくは弱アルカリ性のものが良いのです
酸性のものを使用すると虫歯になる確率が増えます
酸ですから
オゾン電解水というものもあるのですが
僕も実際行ったのですがこの次亜塩素酸電解水のものの方が有効でした
口臭測定器で効果の判定ができるので
❷自宅
歯ブラシの正しい使い方、当て方
舌ブラシでの舌のケア
次亜塩素酸電解水うがい薬の使用
❸定期管理
症状が寛解後行います
この定期管理については歯周病の進行状態によって期間が異なります
画一的に何ヶ月後とは言えないものです
❶から❸を行いながら症状を安定化させていくのです
3.まとめ
歯周病と口臭の関係は非常に深く
どのようなガスが出ているのか?のガス検査が非常に有効な指標となります