こんばんは 京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
今日は歯の根っこの先にできる病変についてお話しします
1、歯根嚢胞
これは歯の神経が死んでしまって細菌感染しその炎症が根っこの先まで到達し病変を作るものです
嚢胞の中には透明で粘稠な液体で満たされています
抵抗力が落ちたりすると突然腫れて来たりします
この嚢胞は根っこの治療でも難治性のもあります
2、診断
レントゲン撮影で判明します
もしくは急性症状の時ー疼痛、歯肉の発赤、腫脹が起きる
3、治療
この時の治療としては根っこの治療ーつまり根管治療を行い消毒を行う、とともに腫脹部の切開を行いさらに投薬鎮痛剤、抗生物質の投薬を行う
自宅での注意点は
体を温めない
長風呂、運動、は控えてもらい安静にしてもらう
もちろんサウナはダメです
過去の体験ではあるが切開後サウナに入られて顔面が腫れた方もいらっしゃいました
長風呂はダメって聞いてたけどサウナ入った〜っておっしゃってましたから…
つまり血流が良くなることはダメですねえ
つまりお酒もダメです
あと注意点
若手の歯科医師の方にですが
血液がサラサラにする薬を服用されている患者さんへの外科処置は注意が必要です
ワーファリンという薬を服用されている患者さんも必ず担当の先生におっしゃってくださいね
あとは〜
骨粗鬆症のお薬を服用、もしくは点滴をされている場合ーがんの転移予防に使われます
ビスフォスフォネートという薬も要注意です
顎骨壊死が起こる可能性がありますので…