なぜいきなり歯を削らないの?
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
ウイーン?キーン
歯を削る音
好きな方はいらっしゃられないと思います
しかし虫歯の治療の場合これをしないといけないのが現状です
初診で来院された方
痛み、何か緊急の場合出ない時以外は
まずお口の中を綺麗にしてから取り掛からなければならないということをご存知でしょうか?
なぜ?
ああー虫歯だね
削ろうか?
ウイーン、キーン
って
これは正直ダメだと思います
なんで?
お口の中はばい菌がいっぱい
ますは清掃器具を用いて綺麗にしてからです
もっというと
全体に出血しない状態に持っていかないと詰めてもダメでしょう
虫歯はなんでなったの?
歯ブラシができてなかったから?定期管理に行っていなかったから?
どうだと思いますか?
両方ですね
医院でのお掃除はプロケアですので確かに綺麗になるはずです
しかし毎日のセルフケアの上に成り立っているものですからかなり時間のかかるお掃除をしている、しなければならない場合歯石、汚れがかなりついてしまっているということですね
ということは
ブラッシングをやっているけどできてないということを意味します
となるとまずはブラッシングの改善でしょう
この辺りを改善しない限り虫歯→治療→再発→治療
でどんどん歯を削ることになりどんどん歯がなくなってしまいます
C4という状態まで行くと基本は抜歯です
ここまで行くと
治療の選択肢は3つ
入れ歯、ブリッジ、インプラント
これしかないです
まあそれぞれには様々なものがありますがここではちょっと置いておきますね
話が脱線しましたね
つまり
なぜ虫歯になったのか?
どうして虫歯になりやすいのか?
どうして治療期間が長くなるのか?
を考えると基本は毎日のケア、定期管理ができていると
もっとよい循環が起こりませんか?
虫歯がない状態、歯石がない状態、入れ歯も良好な状態
プロケアもそれだけ時間がかかることもなく
歯を削ることもなく
定期管理の期間も伸びますので
あースッキリしたー
じゃあまた3ヶ月、6ヶ月後ねーということになるわけです
治療は必要ですが治療がゴールではなく
自分の歯をいかに残して行くか?
いかにお口の中が健康な状態を保っていけるのか?これが本当のゴールではないか?
それに気づいていない方も多いかもしれませんね