ウイルス感染による口におこる異変
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
今日は子供がウイルス感染によっておこる粘膜疾患についてまとめていこうと思います
疱疹性歯肉口内炎
これは単純疱疹ウイルスによる感染でおこるものです
発生部位
唇
舌
歯肉
症状ー発熱39℃が起こり、悪寒、頭痛が起こり水疱が多数発生しますすぐに破裂します
触ると痛む接触痛があります
4から5日続きそのあと自然治癒します
対処法
安静にし二次感染の予防、脱水の防止に努める
ウイルスには抗生物質は効きません
まあ二次感染によるものを防ぐために抗生物質を使うこともあります
幼児期の高熱はウイルス疾患を疑うというのが王道かな?って思っています
次にもう一つ
手足口病
この原因菌はコクサッキーA16です
手、足、口に症状が現れます
小さな丘疹ができます
2から3日発熱が出ます
潜伏期が3から10日
夏に多い疾患です
どの年代に多いのか?
1歳から5歳の子供さんに多いです
対症療法ー安静に保つ
さらにもう一つ
ヘルパンギーナ
これも原因菌はコクサッキーシリーズです
コクサッキーA4です
咽頭部、扁桃に症状が現れます
乳児に急激な高熱を発生します
そして咽頭部に激痛を伴うため嚥下痛が著しく起こります
発病ー3から4日
これも安静にしているしかないようですね
この粘膜に生じるシリーズはもう一回やろうと思っています
はしか、おたふくカゼ、水痘がまだ残っているのです