乳歯でも虫歯は治した方がいいのか?
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
診療所でブログを書いています
今日はなんか足元が寒いぐらい冷えますね
お悩みの相談が来ているのですが全然ブログ更新していなかったので今日は背中が痛くなるぐらいパソコンに向かって書いています
そして今日のお悩みは
乳歯でも虫歯を治した方が良いのか?
について書いていきます
乳歯
どうせ生え変わって永久歯になるから虫歯なんてほっといたらいいんじゃないの?
そう思われている方もおられるかもしれませんね
多分お問い合わせの方もそう思われているかもしれませんね
実は乳歯の下には永久歯の歯冠部つまり歯の頭ができできています
そして根っこは生えてから完成していきます
乳歯が虫歯になって乳歯の根っこの先に膿袋ーつまり?胞ができた場合永久歯の歯冠を圧迫してしまいます
そして歯の頭の部分が嚢胞の形で凹んだような形になってしまうことがあります
乳歯が虫歯になり歯を早期に失った場合
この場合ー乳歯は永久歯が生えるためのスペースを保持している役割もあるんです
つまり
椅子取りゲームのような感じです
なくなるとスペースが埋まってしまいますので永久歯が生える場所がなくなってしまうんです
するとどうなるのか?
横に生えてしまって歯並びが悪くなってしまうことがあります
大きく分けて虫歯を治さなかった場合に起こりうることを書きました
しかし例外もあります
まだまだ生えたてで小さな初期の虫歯の場合
診療台にも乗れない場合
押さえつけて削るのはどうかと思います
この場合予防処置、虫歯の進行止めを塗布したりして経過観察を行うこともあります
なので治療イコール削るというわけではなく、様々なケースがあるということです
治療はやはりしなければなりませんし経過観察も清掃指導ーブラッシング指導、食事指導ーおやつの食べ方、間隔、なども含めて指導も治療の一環ですのでこれらを行う必要はあると考えます
一番いいのはやはり予防で虫歯にはならないのが良いのですが
子供さんはやはり粘着性のおやつが大好きなこと、乳歯はエナメル質が弱いということもありやはり気を使うところではありますね
そしてもう一点フッ素を一回塗布したから効果が何ヶ月も続くのか?というとそういうわけではないです