痛くて口に手を入れる
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
さて今晩はまずこの写真を見てください
これは患者さんからいただいた平安時代の絵です
そうこれはこの時代口のある病気で苦しむ人の絵を描いたものです
そしてこの絵に書いてある文字を書いて来ていただいたものです
男がいた
この男は食事の時に困っていたというものなんですが
歯槽膿漏のことを書いています
今では歯周病と呼ばれています
歯槽膿漏ー歯を支えている部分を歯槽と言います
水を貯める部分ならば浴槽ですよね
膿漏膿が漏れる病気と書いてあることより
歯茎から膿が漏れる病気なんです
歯周病ー歯の周りの病気と書いて全般のざっくりとした名前になっています
ついこの20年ぐらいで名前が変わってしまったのです
しかしずっと膿が漏れ続ける病気ーうで、足なら奇病ですね
膿が漏れ続けるとやはり匂いもそれなりの匂いがするものです
だから歯周病ー独特の口臭がするわけです
ではなぜ膿が出るのか?
これはばい菌と免疫が戦った死骸が膿なのです
ずっと戦い続けているわけなので膿が出続けるのです
膿を飲み続けているわけです
これではやはり全身に影響がないわけはありませんね
しかも歯茎に血管もありますのでばい菌も回ります
ので現在様々な病気と関係することがわかって来ています