急性壊死性潰瘍性歯肉炎
こんばんは
今日は暖かい1日でしたね
しかし日が暮れるのが早いですね
今日は少し難しい話です
歯茎が腫れたり、壊死したりする歯肉炎のお話です
皆さんは歯肉炎と聞くと歯茎が腫れるだけじゃないの?抗生物質を飲めばいいじゃないの?と軽くお考えになられるかたも多いとおもいます
歯肉炎、歯周炎には様々な種類があるんですこの中の急性壊死性潰瘍性歯肉炎について書いていきます
病態ー発症、経過が早く歯茎に生じる壊死、潰瘍が特長です
プラーク、歯周病原因菌のき起炎因子に加え全身的な因子が加わると考えています
そして顕微鏡上ではスピロヘーター、紡錘状の桿菌、ビブリオ、連鎖球菌、糸上菌がみられる
病変が軽度の場合ー表在性であるが進行すると歯肉組織がはかいされて深く潰瘍ができたり壊死したりしながら灰白色の偽膜ができる
症状は簡単に出血し、激しい接触痛があるこのため口腔清掃ができないため口腔内は不潔となる
リンパ節ー腫脹、圧痛がある
全身的には発熱、頭痛、悪寒、倦怠感がある
治療法ープラークコントロールが主体となる
軟毛ブラシ、ガーゼ、綿棒でプラーク除去される
超音波スケーラーというものでプラーク除去、歯石除去、パーフェクトペリオやオゾン水での殺菌を行う
急性症状が改善したらブラッシング、うがいを徹底し口腔清掃状態を改善させる
また急性期には当然のことながら抗生物質、消炎剤、鎮痛剤の投与を行います
日常生活では安静、栄養指導、禁煙指導も行うことがある
あくまでも歯肉炎、歯周炎の種類の一つなんですが今回はこれについて書いてみました