智歯周囲炎
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
親知らずが痛いなあ
腫れて来た
口が開かない
などなど
親知らずといえばあまり良いイメージがないことも多い方がいらっしゃられるかもしれません
抜歯しなければ?なんて思われる方も多いかもしれませんね
しかし
親知らずが悪いわけではないんです
一番奥に生えていて歯ブラシが届きにくく磨きにくい場所なので
虫歯にもなりやすく、また腫れやすいのです
じゃあ何で腫れるの?
磨き残しがあると何で腫れるの?
歯垢つまりプラークには1mgの中に10奥のばい菌がいます
このため抵抗力が落ちるとそれまで大丈夫だったのに腫れてしまい炎症が広がり口が開けにくい
開口障害ということになるのです
突っ張った感じがしおちょぼ口しか開かなくなり麺類ぐらいしか食べられない
もちろん無理しないということも大切ですがもっと根本のことを言うと奥まで磨ける何か?を考えなければなりません
この状態ですとかなりの膿の匂いが起こり口臭もきつくなります
つまり口の中がばい菌が繁殖し腐敗臭が起こるのです
処置としては麻酔をし切開をします
そして
抗生物質を飲んでもらい、消炎鎮痛剤ーつまり痛み止めを飲んでもらう
経過を見るために3日後ぐらいに消毒を行い
リンパ節を確認、口腔内を確認、切開部の状態を確認、
消毒を行うと言う感じです
切開は膿を出すのはもちろんですが
炎症の山を小さくするためです
すぐに引くケースもあれば何度も繰り返し腫れているようなら引き行くい場合もあります
何度も繰り返し炎症が起こるのはなぜか?
口腔内の清掃ができていないと言うことが原因です
根本改善を行うためにお口の中全体の清掃、ブラッシングを徹底してもらいます
何せ親知らずだけにばい菌がいるわけではないのです
お口の中は水分がたっぷりです
ばい菌の繁殖に必要なものは水分、栄養分、温度です
全てが揃っているのです
なので全体に綺麗にしなければなりません