歯周病が妊婦と子供に与える影響
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
妊娠中に歯茎が腫れたりしたことはないでしょうか?
困りますよね
痛み止め飲んでもいいの?
抗生物質は飲んでもいいの?
子供に影響は??
薬ーたいていの薬には催奇形性があると記載されています
じゃあ飲まないで我慢する??
お母さんになる前に準備していますか?
歯周病の治療、ケアしてますか?
妊娠中に歯周病であると低体重児出産のリスクが7倍になるとも言われています
妊娠37週で2500グラム以下の新生児を出産することを言います
この妊娠中に増殖する歯周病原因菌ーインターメディアは女性ホルモンが大好きです
この女性ホルモンは血中から歯周ポケットから出てくるので歯周病菌の栄養分になるのです
そして悪化させます
そして歯周病が悪化すると菌、炎症性物質が子宮の平滑筋を収縮させたり子宮頸部拡張、胎児への影響が起こります
早産や低体重児出産へとつながるのです
妊娠した?歯茎が痛い?歯科医へ受診
すぐに歯周病が治るわけではありません
歯石を取ったら治る?
治りません
根本は歯周病菌に感染していますのでこの感染から始まるのです
実はあなたの配偶者、もっというと親から歯周病が感染しているのです
どんなに抗生物質を飲んでも細菌数はゼロにはならないのでコントロールする必要があるのです
正しいブラッシング、自宅ケア、と医院でのコントロールを行うことを継続してこそ進行を遅らせることができるのです
あくまでも共同作業です
医院でいくら歯石除去を行ってもその場は綺麗になるのですが
自宅ケアを怠ると、もしくは不良な場合コントロールが難しくなります
私は何の症状もないから大丈夫!
そう思っておられる方は非常に危険です
歯周病は症状が出にくい疾患だからです
もっと早い段階からケアを行っていく必要があるのです
お母さんになるにはその前にやはり受診をし自分がどの程度歯周病になっているのか?
そんなことを知ることから始めましょう
私は30代だから大丈夫?
そんなことはありません
年齢はあまり関係はないでしょう
なぜならば強い菌に感染している、もしくはケアが的外れな場合すごく進行していることがあるのです
実際30前半の患者さんがいました
この方は奥歯がなんか揺れてきた!そう言って来医院されているのです
レントゲンを見ると歯の長さの三分の一以上支えの骨がなくなっていたのです
これはもう重度です
当医院の最も有効なうがい薬、ブラッシング方法、パーフェクトペリオ殺菌治療を行って極力延命しましょうという方針になりました
この患者さんは非常に協力的で、意識改革もされ自宅ケアの重要性をご理解していただきましたが
正直どれくらい持つかわからないけれど僕も頑張るね!
そう言って今一緒に頑張っています
このブログは何も怖がらせているわけでも何でもないのですが…このような方もおられるのです
お母さんはもう一人の体ではないのです
だから僕はこのブログを通じてお母さんになる準備をして欲しいのです
何かあってからでは遅いのです
元気な赤ちゃんを産んでいただきたいのでブログを通じて情報をお送りしています
当医院は本気で歯周病をコントロールしたいそんな方に来院して欲しいのです
僕は2週間ぐらいで予約を取ることが多いのですが理由があります
なぜならば磨けていないところは2週間で歯石になるのです
つまりそこが磨けていないのです
その部位のブラッシングの改善を行う必要があるのです
20分磨こうが30分磨こうが歯ブラシが当たっていないところは汚れが取れません
また自分でも頑張らないと医院だけに来院して良くなるはずがないのです
そして習得するには時間がかかるのです
だから妊娠するもっと前からケアを行う必要があるのです