歯周病は口の病気?全身の病気?
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科です
仁科は口臭治療、歯周病、予防歯科を大切にしています
今日は歯周病は口にとどまった疾患なのかはたまた全身へ影響を及ぼすのかについて書いていきます。
さて下の絵は何だと思いますか?
答え 歯周病に関係する全身疾患の一部です
最近いろんな研究で様々な全身疾患と歯周病の関係が報告されています
今日は全身疾患と歯周病についてお話しましょう
歯周病が怖い病気であるのは
歯が揺れるだけでしょうか?
歯茎から血が出るだけでしょうか?
また口臭がして周りの方へ気になるからでしょうか?
答え
すべて当てはまるでしょう
初めてお会いする方99%のかたは固い物がかめない、口臭を指摘された、入れ歯になるのがいやだからなどなど
口に限ってのトラブルで来院されておつきあいが始まります
中には内科の先生から歯科での歯周病のケア、治療で来医院される方もいますが少数です
本当に怖い事最近TVでも歯周病は糖尿病と関係がありますよ、心疾患と関係ありますよと言ってもらってるので僕も説明が楽になってきました
以前は歯周病が全身疾患と関係がありますよと説明してもなかなかわかってもらえませんでした。
本で説明も行っていましたがやはりTVの説明はすごいなあと思っています
まあさておき
なぜ歯周病が全身疾患と関係があるのかというと歯周病は細菌感染症だからです
歯茎にも血管があり歯周病原因菌は血管を通じて全身に回る事ができます
なので全身に影響を及ぼします
心疾患の方で亡くなったかたの心臓の弁を調べた結果歯周病原因菌が発見されたという報告もあります
難しい話はこの辺にしておいて今日は何が言いたいかと申しますと
歯周病で怖い事は全身疾患と関係があるので口の症状だけでなく全身の健康の為にも歯周病のコントロールが大切であるという事なのです
※全員が全身疾患になる訳ではないですがー
全身疾患に罹患するリスクが少なくなればいいなと思って今回書きました
追記ー最近、全身麻酔前に口の中を綺麗にするようにと言われて来院される方が増えてきました
なぜか?
全身麻酔の時口の中から管を入れて酸素を回すのですがこの時口の中のバイキンつまり歯周病菌が全身へ回ってしまうからなのです。
この説明を内科、外科でもされているようです
が
一回で綺麗になるのか?と言いますと
実は不可能です
歯石を取れば綺麗になるのか?
確かに綺麗になったような気がしますよね?
しかし歯周病菌は目に見えないのです
歯石の中、下に空気の嫌いな嫌気性菌である歯周病菌は隠れています
これらの数を減らすには一回歯石を取ったから綺麗になるというのはあまり期待できないかもしれませんね
セルフケアー歯ブラシ、デンタルリンス、フロスの使いからなどから舌ケアにかけてマスターしていかなければなりません
正しい方法ーつまり今のお口にあった方法に変更するにはやはり時間がかかります
が外科を控えた方にはあまり時間もないだろうと思います
ので日頃から定期検診、定期管理をデンタルクリニックでお受けになられることをお勧めします