気づかない歯周病
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
私は歯周病ではない血も出ないね!
って思われている方
本日も初診の方ですが
え!私血出ませんよっておっしゃられていた方もいらっしゃられていたんですね
僕たちは毎日様々な方の歯茎を見ているので少し触ったぐらいで血が出るのか?どうかは見ればすぐにわかるんですね
そうなんです
意外に気づかない病気、症状の出にくい病気が歯周病です
ではどんな病気なのか?
歯っていうものは歯を支える骨で埋まっています
→これが溶けていく病気です→そして最も恐ろしいことはなくなった骨は骨折とは違って元には戻らないんです
原因は菌です
→歯茎の血管から全身に回るため様々の病気を引き起こします
歯茎を少し触って血が出る
歯ブラシで血が出る
っていうことはその部分に炎症があるっていうことなんですね
そこにはむちゃくちゃばい菌が入るんです
そして血が出やすいということは血管が炎症によってもろくなっているんです
ここからばい菌が全身にばらまかれるんです
そして心臓にいけば心筋梗塞に、脳にいけば脳梗塞に
また有名なのは糖尿病と歯周病との関係です
そして口の中にばい菌がいっぱいいるっていうことは息を吸ったり吐いたりするときにばい菌を吸い込んじゃうので肺炎になるわけです
また女性なら早産や低体重児出産などと関係があるわけです
さて話は変わるんですが歯についた歯石は歯ブラシで取れるのか?っていうと柔らかい歯ブラシで石を磨いても取れないのと同じで取れません
なので医院で超音波っていう機械で取るんです
医院での治療
歯周病のばい菌である歯石を取ったり、ばい菌を殺菌したりすることで口腔内のばい菌数を下げてあげることを行います
自宅でのケア
歯ブラシ
うがい
ばい菌は6時間単位で増えるから
朝昼夜寝る前の四回してください
歯ブラシは毛のしなりで汚れを落とすんです
歯と歯茎の境目が菌が増えるのでこの部分を書き出すように磨いていきます
ただこれも表面的なことなんですけれど
毎日簡単な取れるものを日頃から取っていくことで頑固な汚れにならずに済むのです
定期管理
さっきもお話ししたんですけど、一回なくなった骨は戻らないから歯と歯茎の中の深いポケットの部分につまりやすい状態になっているんですね
これを定期的に見てあげる、見させてもらうことであげることで
掃除させていただいたり、殺菌させていただくことにより前みたいに進行しないようにすることなんですね