痛みの少ない麻酔って
- 痛みの少ない麻酔とは
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
歯が痛い、歯茎が腫れてきた
ああ歯医者に行くと麻酔しないといけないなあ
麻酔って痛いから嫌だなあ?なんて思われていませんか?
僕も麻酔を打たれる側だとそう思います
そして尻込みしてしまいますよね
という僕は極力痛くないように工夫しています
その手順です
1、表面麻酔を行う
表面麻酔にも様々あります
現在ものすごくよく効く表面麻酔を見つけました
ここでは商品名は書きませんが
とてもよく効きます
2、
33Gという麻酔の針を使います
あと気をつけるのは麻酔の液体を人肌まで温めておきます
3、よく待ちます
という感じですかね
そして下の奥歯の場合気をつけることは
神経の治療をするときはこれだけじゃあ不十分です
歯根膜という部分に麻酔を足します
これでも効かないようなら
伝達麻酔という麻酔方法を行います
これともう一つ仁科式の麻酔方法があります
えへへこれはこのブログでなかなか書けないんですねえ
同業者がみていることは実は僕も知っているのでナイショです
ちなみに麻酔がいる処置はなんんだろうか?って思いませんか?
1、神経の治療
2、生きている歯を削るとき
3、切開ーつまり歯茎が腫れているとき
この中で最も麻酔が効きにくい時ってどれかわかりますか?
個人的な意見も含まれますが
1、神経の治療
2、切開
3、生きている歯を削るときの順番かなあ
1、2は同じぐらい効きにくいかもしれませんね
なぜか?
炎症が起きているからです
炎症が起きるとその部分は酸性に傾きます
麻酔は以前のブログでも書いたのですが
アルカリに傾いている状態の方が効きやすいんです
だから炎症の起きていない歯を削るときの方がよく効くはずです
そして上の歯か下の歯どっちが麻酔が効きやすいか?
上の歯ですね!
なぜか?
上顎骨は海面骨といって割と麻酔が浸透しやすいんです
下の歯を支える骨は非常に硬い緻密骨というものです
柔らかい=隙間が空いているので麻酔も浸透しやすいんです
緻密骨=隙間がなくぎゅっと詰まっているので麻酔が浸透しにくいって感じです
だから下の奥歯は効きにくいのでもっと奥の分から効かすために伝達麻酔というもっと奥の神経から麻酔を効かすという方法があるんですね
下顎孔伝達麻酔って言います
下歯槽神経をブロックします
すると
下の犬歯ぐらいまでぶあーってしびれます