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癌の化学療法と口腔ケア

2015.07.10 #未分類

こんばんは

京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です

このブログをお読みの方で現在癌で化学療法を行っておられる方がいらっしゃられるかもしれません

将来何かのお役に立つかもしれません

一見癌の化学療法を口腔ケア全く関係ないように思えるもしれません

しかし重要な関係があるのです

もちろん健常者の方も口腔ケアは必要なことですー健康に保つためには

化学療法ーこれで最もダメージを受けるのは口腔内の細胞です

歯茎、口腔粘膜などは感染症などの菌が体内に入るのを防ぐために活発に分裂、増殖を行っています

化学療法の影響でこれらの細胞が破壊されてしまうと防御が効かなくなるそして小さな傷でも粘膜の炎症、口内炎など炎症が起こります

また化学療法では唾液の量も減少します

唾液は消化、自浄作用を行っていますので

唾液が減ると虫歯になりやすくなったり、歯周病が進行したり飲み込むことに影響がでたり、味覚障害が出たりします

また薬剤によっては口腔内の清掃不良で額骨壊死が起こることもあります

また口腔清掃が不良になると口臭が起こります

ですからこれらの細菌が増えて二次感染である肺炎にならないように、食事を取れるよにするため、虫歯、歯周病が進行しないようにしなくてはならないのです

であるため最も殺菌力が強くそして刺激のないものが有効になります

歯科に受診できる場合は歯科でのプロケアを受けることも重要なのですができない場合もあることは僕も十分知っています

ですからご家族の方が癌患者さんの口腔ケアも行ってあげる必要があるのです

このブログが少しでも何かの役に立てば良いなと思って書いています

僕が癌であった父にしてあげられなかったこと、そして後で後悔しないように…

以前こんなことも知らずに

僕は軟膏を持っていくことや、ソフトレーザーを持っていくことしかできなかった

もっと大切なことは毎日の口腔ケアのはずだったのに…

15年前にパーフェクトペリオがあったらもっと口腔ケアをしてあげられたのに

 

 

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