親知らずとドライソケット
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
ドライソケット?なんや?ドライアイの一種か?
そんなことを思われる方いらっしゃられると思います
さてこのドライソケットとは
抜歯した時に骨の上には歯茎が覆われるのですが血液がたまらないで骨が露出した状態をいいます
食べ物が骨に直接触れるため痛みます
症状
抜歯後2、3日で症状が出てきます
ズキズキ痛みますー痛みが2週間以上続く
飲食の時に痛む
原因として考えられること
1、激しくうがいを行う
これは抜歯したところに血液がたまるのですが激しいうがいによりこのゼリー状に固まった血が取れてしまう
2、喫煙
血管を収縮させるため血行が悪くなるため
抜歯後10日ぐらいは喫煙をやめたほうが良いという報告もあるぐらいです
3、激しい運動、お風呂の長風呂など血流を良くすること
血液が固まりにくく血餅ができにくいためです。
治療
レーザー
抗生剤の投与
再掻爬
局所に薬を入れる方法
で親知らずを抜歯したケースの2から4パーセントがなるとも言われています
ではなぜ親知らずにこのドライソケットが多いのでしょう?
理由は親知らずの抜歯では周りを囲んでいる骨を削ることが多いため傷口が大きくなることが多いので細菌感染のリスクが高まるためとの報告もあります
たかが親知らず、されど親知らずですね