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全身を脅かす歯周病菌

2022.12.07 #口臭・歯周病治療

2022.12.10
全身を脅かす歯周病菌

こんにちは京都市伏見区桃山南口の歯医者仁科歯科医院の仁科真吾です

歯垢と呼ばれる細菌により、炎症が起きている状態を歯周病と言いますが、この歯周病の原因菌の影響は口の中だけでは終わりません。

歯周病菌は、張れて傷ついている死肉から容易に血管内へ侵入します。

そして、この歯周病菌は死滅しても毒素が残るのです。
死してもなお毒素だけは血液の流れに乗って全身を巡ります。
そして、あちこちで悪さをします。

①糖尿病
歯周病菌が残した毒素は、血糖値を下げるインスリンの働きを悪くさせます。
歯周病で歯がぐらついている場合、食事は柔らかいものしか食べられないため、糖尿病が治りにくい場合があります。
また、歯周病を放置すると、糖尿病が改善しない原因にもなります。

②心臓病
実は、歯周病と心臓病には深い相関関係があります。
歯周病菌が、心臓の血管を詰まらせることがわかっています。
血管を詰まらせることで「心筋梗塞」、血管を狭くさせることで「狭心症」、心臓の内膜に付着すると「心内膜炎」を引き起こします。
大動脈瘤などの細胞を検査すると、多くの歯周病関連菌が見つかります。

③誤飲性肺炎
内閣府の発表によると、2011年の高齢者死因は以下の通りです。
1位 悪性新生物(がん)
2位 心疾患
3位 肺炎

肺炎は、若い人なら治療により回復できる身近な病気ですが、高齢者にとっては死につながる恐れのある病気です。
高齢者の肺炎の中には、風邪が悪化し、合併症として発症するものもありますが、誤飲性肺炎も多いです。
誤飲性肺炎の患者の肺からは、歯周病菌が見つかっているので、歯周病と肺炎には強い関連性があるとみられています。

④早産
歯周病は、老若男女を問いません。
歯周病にかかっている妊婦さんは、歯周病でない妊婦さんと比べると早産の可能性が高まると報告されています。
歯周病の炎症が強くなると、プロスタグランディンE2というものが増えるのですが、このプロスタグランディンE2は陣痛促進剤として使用されているものなのです。
アメリカでは、早産だった妊婦さんの口内を調べると、重度の歯周病である割合が高かったとか。
一般的に妊娠すると歯肉炎にかかりやすくなると言われていますが、それはホルモンが大きくかかわっています。
ただでさえ歯肉炎になりやすい状況なのに、妊婦さんは食事が思うように取れず、小分けにして食べたり、つわりがひどい時は嘔吐を繰り返すこともあります。
普段きちんと歯のケアができている人でも、妊婦さんになることでケアが行き届かないことも。
そばで見守っている人は、妊婦さんと赤ちゃんを守るケアを心がけたいですね。

歯周病菌が、全身で悪影響を与えているイメージを持っていただけたかと思いますが、まだまだ「骨粗しょう症」「低体重児」「バージャー病」「肥満」「脳梗塞」「慢性関節リウマチ」「アルツハイマー」など、枚挙にいとまがありません。

歯周病ケアこそが健康管理の第一歩。
仁科歯科医院では、歯周病菌を根こそぎ退治しています。
お口の状態で気になることがある方はもちろん、トラブルをお感じでない方も歯科医での替えを始めてみませんか?
カウンセリングに力を入れていますので、何でもお尋ねください。
当院での歯周病治療や、ホームケアについてはこちらでご紹介しています。
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