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口が開かない!医院での顎関節治療と自宅での顎関節症セルフケア

2018.10.17 #歯の悩み

顎が急に開かなくなった!

虫歯かな?歯周病かな?噛み合わせかな?

医院での顎関節症治療と自宅で行う顎関節症セルフケア

こんばんは!京都市伏見区京阪宇治線桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です。

口が急に開かなくなった!

口の中が何も腫れていないのになんで?

親知らず周囲の歯茎が腫れていたら炎症の波及で口が開けられなくなることもあるのですが
この場合、歯茎の炎症の消炎とともに口が開きます。

今回はそんな症状ではなく純粋な顎関節症について書いて行きます。

顎関節症の治療ってどんなことをするの?

スプ リント(マウスピース)をつける

レーザーで顎関節の炎症を消炎させる

開口訓練

マッサージや湿布

習慣や癖を修正 する行動療法など

これを医院とセルフケアに分けて書いて行きます。

(1)歯科医院での治療

食いしばり、歯ぎしりがある場合

一般的にはスプリント(マウスピース)による治療を行います。

これは上顎あるいは下顎の歯列に被せるプラスチックの装置です 。

これを 夜間睡眠中に使用することで、夜間の無意識かみこみで生じる顎関節や筋肉への負担を軽減させます。

痛みが強い時期には鎮痛薬も投与されるでしょう。

また、痛む部位にして近赤外線レーザーを照射する、

あるいは電気 刺激をすることで筋肉を自動的に収縮させて血液の流れを改善する場合も あります。

多くの場合はこれらの治療によって、症状が消失します。

症状の改善がない場合に 「歯を削ってかみ合わせを調整しましょう」と提案された場合は、

その噛み合わせの調整つまり「咬合調整処置」は拒否することをお勧めします。

世界的にはかみ合わせを調整するという不可逆的治療は行うべきではないとされていますし、

「咬合調整処置」に関して全世界から研究論文を集め、

その治療効果を調べた結果、効果がないという結論を得たうえで、

日本顎関節学会の診療ガイドライン作成委員会が2012年に、学会のホー ムページ上に公表した「顎関節症に対する初期治療の診療ガイドライン」

において「咬合調整は行うべきではないという提言がなされているからです。

(2)患者さんが自ら行う家庭療法

顎関節症の痛みや開口しにくさといった症状の改善には、

患者さん自身による家庭でのセルフケアが重要であり、

そういったセルフケアを積極的に 行うことが世界的にも提唱されています。

セルフケアなしで症状の完全消失はあり得ないといっても過言ではありません。

逆に言うと、セルフケア による十分な自己管理ができているなら顎関節症は起らないでしょうし、

症状寛解後の再発もありません。

症状が強い急性期(口を動かさなくても顎関節や筋肉が痛むとき)の生活上の注意

顎関節症が急に起こったときは痛みが強く口も手の指1 本の幅くらいまでしか開かなくなる場合もあります。

そのような時は以 下に記載したような生活上の注意を心がけてください。

そのようにして いるうちに、多くのケースでは数日で痛みがやわらいできて、

口の開き 方も多少なりとも改善するはずです。

そうなったならもう少し積極的な 方法を取り入れるようにしてください。

[具体的方法]

1、食品は小さく切り分け大きく開口することを避けるとともに、

固い食品ーするめ、フランスパンといった食品のようにかみ切るのにしっかりかみしめる必要があるもの)は避けるよう にしましょう。

またガムなどもやめましょう!

2、急に開閉口する動作はやめてください。

3、あくびをするときはすでに疲れている顎の筋肉で開口を抑えるのではなく、 下あごの下に拳骨を置いて開口を抑えるようにしましょう。この方が顎の筋 肉への負担を減らせます。

4、蒸しタオルを5分ほど当てて温めるといいでしょう。

5、マッサージ

親指の付け根(母指球)や2~3本そろえた指先でゆっくり押し回すようにマ ッサージするといいでしょう。強くつまんだり、痛みが強まるほど激しくもむのは逆効果です。

急性期の痛みが和らいできたら、少し痛みを感じる程度に関節を動かし、筋肉 を引き延ばす訓練療法を行うと痛みの改善が早まります

時折、顎関節症の症状が消えていないのに、むし歯治療や入れ歯治療を望まれる患者さんがいらっしゃいます。

症状が消えていないというのはどのような状態かというと、

通常の生活をしている中ではあまり不自由を感じて はいないのですが、

体調が悪化したり、疲労が溜まってくると口が開きにくくなり、大きく開口しようとすると顎関節や筋肉が痛むという状態で す。

行動療法

ご自分が無意識に行っている行動や、

姿勢、習慣等が症状を起こしやすくした り、一旦始まった症状を長引かせているケースがしばしば見られます。そのような問題行動は無意識で自分で行なっているので、

自分で見つけることは簡単ではありませんが、もし気づいたり、

あるいは歯科医からの指摘等が得られたなら、その行動を是正することが症状改善に大きく影響するでしょう

寄与因子を減らすことにもなりますので、再発のリスクを小さくすること にもなります。

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