口臭治療の基礎知識

口臭物質VSCとは何か?またその原因は?について解説しています

Posted on 19-06-2016 , by: nishina , in , 0 Comments

こんにちは

 

京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です

今日は朝から雨ですね

梅雨ですのでまあ仕方ないのですが

今日は口臭物質について書いていきます

1.口臭物質VSCとは

揮発性硫黄化合物を言います

これには

1、硫化水素

2、メチルメルカプタン

3、ジメチルサルファイド

この三つがあるのです

以前にも書いたのですが

硫化水素ー卵が腐った臭い

メチルメルカプタンは野菜が腐った臭い

ジメチルサルファイドは生ゴミが腐った臭い

なのです

口の中が原因の場合

硫化水素

メチルメルカプタンの数値が上がります

では何がこのVSC揮発性硫化化合物を作っているのか?

2.ガスを出すばい菌

プロフィロモナスジンジバーリス

トレポネーマー

フゾバクテリユウム

などは代謝産物として硫化物を出します

キャンピロバクター

キャプのサイトファーガー

など

は酢酸を出します

これらは歯周病原因菌です

これらの数値が上がるということは歯周病菌の数も多いということを意味しますので

歯周病の進行が疑われます

この病気は歯を支える骨を溶かしますのでレントゲン検査でどれぐらい進行しているのかがわかります

骨を溶かしていない状態で歯茎に炎症があるものを歯肉炎

歯の長さの1/2までなら中等度歯周病

これ以上なら重度ということになります

この進行していればいるほどばい菌も多いということが言えるため

口臭も強くなる傾向にあります

この病気が原因である場合

口臭治療は歯周病菌の殺菌治療が必要となります

数を減らさなくては口臭改善が見込めないからです

 

 

 

 

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