口臭を出す菌

京都で口臭外来（口臭改善、口臭原因、口臭対策、口臭ケア　口臭予防）を行っている仁科歯科医院です

このブログでは歯医者で口臭について聞くのが恥ずかしい方の参考になればと書いているブログです

口臭の悩みでよくいただく質問

https://www.nishina-dental.net/breath/faqs/

あと口臭のセルフチェックも載せておきます

口臭セルフチェック

朝起きた時口臭が気になる

歯間ブラシが臭う

歯茎を吸うと酸っぱい味や臭いがする

朝口の中が粘着く

歯磨きの時に血が出ることがある

フロスが臭う

歯ブラシが臭う

マスクの中の息が臭う

口が乾く

舌苔が気になる

朝唾液が粘着く

彼女から口臭を指摘された

家族から口臭を指摘された

会話相手の仕草が気になった

朝起きた時茶色う唾液が出る

朝子供を起こしに行った時部屋中が臭う

今日のブログ

口臭の主な原因となる菌は、口腔内に生息する細菌です。口臭を引き起こす主な菌には以下のものがあります：

1. **硫化物産生細菌**: 口臭の主要な原因となるのは、硫化物を産生する細菌です。これらの細菌は、食物の残渣や口腔内のタンパク質を分解し、硫黄化合物を生成します。この硫化物が口臭の原因となります。

2. **グラム陰性菌**: 一部のグラム陰性菌は、揮発性硫化物（VSCs）と呼ばれる悪臭の物質を生成します。これらのVSCsは、口臭の主要な原因物質であり、硫化水素やメチルメルカプタンなどが含まれます。

3. **歯周病関連細菌**: 歯周病を引き起こす細菌も、口臭の原因になります。歯周病により歯ぐきが炎症し、歯周病関連細菌が増殖します。これにより口臭が悪化します。

4. **タンパク質分解細菌**: タンパク質を分解する細菌は、タンパク質からアミノ酸を生成し、これが口臭の原因となります。特に食事の後、タンパク質を分解する細菌が活発になり、口臭が発生しやすくなります。

5. **カビや酵母**: 口腔内にカビや酵母が増殖すると、これらの微生物が代謝によって悪臭を発生させることがあります。口内の乾燥や免疫系の弱化などが原因となり、これらの微生物の増殖が促進されることがあります。

口臭の原因となる細菌は、口腔内の清潔な環境を保つことによって制御できます。定期的な歯磨き、うがい、歯科検診、適切な食事、水分摂取、喫煙やアルコールの控えめな摂取などが、口臭を予防するのに役立つ方法です。口臭が慢性的な問題となる場合、口臭外来を受診し、専門家による詳細な診断と治療を検討することが重要です。

口臭を引き起こす具体的な細菌には、以下のようなものが含まれます：

1. **Porphyromonas gingivalis**: この細菌は歯周病の主要な原因の一つであり、歯ぐきの炎症を引き起こします。炎症が進行すると、口臭の原因となる揮発性硫化物（VSCs）を生成します。

2. **Tannerella forsythia**: これも歯周病関連の細菌で、歯周ポケット内で増殖します。この細菌が歯ぐきに感染すると、口臭の原因となります。

3. **Fusobacterium nucleatum**: この細菌は、歯周ポケット内で増殖し、他の有害な細菌の増殖を助長することがあります。その結果、口臭が悪化します。

4. **Treponema denticola**: この細菌は歯周病関連の細菌で、歯ぐきの炎症と組織破壊を引き起こします。これが口臭の原因となります。

5. **Solobacterium moorei**: この細菌は硫化水素を生成する能力があり、口臭の原因となることがあります。

6. **Prevotella intermedia**: この細菌も歯周病に関連し、歯ぐきの炎症や口臭を引き起こす可能性があります。

7. **Streptococcus salivarius**: これは一般的な口腔内細菌で、通常は健康な口臭を維持するのに役立ちますが、バランスが崩れると口臭の原因になることがあります。

これらの細菌は、口腔内で共存し、バランスが崩れることで口臭の問題が生じることがあります。口臭の原因として特定の細菌を排除するのではなく、口腔内の清潔を保ち、口臭を引き起こす細菌の増殖を制御することが重要です。歯科医師や歯科衛生士は、口臭の原因を特定し、適切な治療法を提供するのに役立ちます。

ブログ著者仁科歯科医院仁科歯科医院院長仁科真吾

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