いびきをかく理由と解決法!
いびきって何?
こんばんは、京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です。
ブログを読んでいる方から伏見ってどんなところ?と聞かれるのでお答えしますね
簡単にいうと、桃山南口は宇治に近く、また京都駅まで30分ぐらい、大阪まで45分ぐらいのところです。
桃山南口はベッドタウンで娯楽施設などはあまりありません。
そして山の方には桃山御陵があり年始には多くの方が参拝にこられます。
さていびきについて書いていきますね。
いびきのことを別名、睡眠時無呼吸症候群と言います。
睡眠時無呼吸症候群とは
寝ている間に断続的に10秒以上息が止まるを繰り返します。
その結果、睡眠 不足からくる日中の眠気、高血圧、心疾患などの種々の症状を呈する疾患で、
中年男性のいびきをかく人 や、肥満者に多くみられます。
睡眠時無呼吸症候群の3つのタイプ
- 閉塞型
上気道部(鼻腔、アデノイド・口蓋扁桃・軟口蓋領域、舌根部)の物理的閉塞による気流停止で、無呼吸発 作中も胸部や腹部の呼吸筋の運動は維持される。 - 中枢型
呼吸運動をつかさどる脳幹部に何らかの異常があり、呼吸筋運動そのものが停止して無呼吸となる。(い びきとは無関係) - 混合型睡眠時無呼吸症候群の9割以上は閉塞型です。
注意!歯科で対応可能なのは閉鎖型です。
いびきと睡眠時無呼吸について
いびきは
気道が完全に閉塞しないものの狭窄した場合に生じ、狭窄がさらに進んで閉塞となると、
睡眠時無呼吸となります。
したがって、閉塞型の睡眠時無呼吸症候群においては、ほぼ100%いびきを伴いま す。
そしていびきをかく人の少なくとも1~2%には睡眠時無呼吸症候群があるといわれています。
いびきや睡眠時無呼吸おける気道の狭窄あるいは閉塞部位は 、
上気道部(舌根部、アデノイド・口蓋扁桃・ 軟口蓋領域、鼻腔)です。
舌根部
睡眠中に舌筋が弛緩し、舌が後方に落ち込んで(舌根沈下)、
弛緩した咽頭側壁ともに気道を閉塞して睡眠時 の無呼吸を引き起こします。
アデノイド
口蓋扁桃・軟口蓋領域 アデノイドや口蓋扁桃の肥大、軟口蓋の形態異常などによって
咽頭腔が狭められている場合、睡眠中に気道 を取り巻いている筋肉の弛緩が生じると、
さらに気道が狭められ、いびきや無呼吸を生じます。
鼻腔 アレルギー性鼻炎、肥厚性鼻炎、慢性副鼻腔炎、鼻中隔彎曲症などによる鼻閉塞が原因
いびきや睡眠時無呼吸を伴います。
解決策
スリープスプリントの使用!
スリープスプリントとは、
習慣性いびき症あるいは閉塞型睡眠時無呼吸症候群の患者では、
解剖学的に咽頭腔が狭小であったり、さらには就眠時に舌根が沈下してしまうことが多いことから、
下顎を前突させて中〜下咽頭腔の開大をはかり、気道の閉塞を防ぐ
つまり下顎を前に出した状態でスリープスプリントを入れて寝ると舌の根っこの部分が喉を狭窄しないのでいびきをかかない、という仕組みです。
マウスピースに似た歯科的口腔内装具です。
治療法が簡便でしかも比較的効果の高い保存的療法です。
しかし、耳鼻咽喉科や内科と歯科が連携することが大切です。