こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
何年か前に入れ歯を作った
やっと慣れて最近はなんでも噛めたはずなのに
なんだか臭いも気になってきたしガタついてきた
作り直さなきゃいけないのか?
こんばんは
桃山南口の仁科歯科医院の仁科です
入れ歯がガタガタする
入れ歯の隙間にものが詰まる
入れ歯がよく割れる
入れ歯ってあまり噛めないというマイナスイメージですが
確かに咀嚼率では自分の歯と比べるとかなり落ちます
しかし
慣れてくるとそれでも食事には欠かせない人工臓器です
あまりなんども作り直したりするもんじゃないそう僕は思っているのですが
実はあまり知られていないかもしれませんが
1、保険で作れる期間、作れない期間があるのですその話もしますね
2、入れ歯のお手入れの方法もお話ししますね
取り外しできる入れ歯には、
全部自分の歯が無くて人工物で作られているものー総入れ歯(総義歯)
自分の歯と取り外しの人工物部分入れ歯が混在しているものー(局部義歯)があります。
プラスチックでできたものや金属で補強してあるものなど、様々なタイプがあります。
歯が抜けたままになっていると、
かむ力が低下するばかりでなく、残りの歯に負担がかかりすぎて、歯が傾いたり、伸び出したりしてくるので人工の歯を入れたほうが望ましいでしょう。
入れ歯にも歯と同じように食べかすやプラーク(歯垢)、歯石がつきます。
特に樹脂でできているので細かい傷の部分に汚れが残ることが多いです。
毎日のお手入れで清潔にしておくことが大切です。
これらのトラブルを防ぐためにも、入れ歯と口のお手入れを行うことが大切です。
落として破損したり排水口に流したりしないようにします
毎食後のお手入れに加えて、就寝前は義歯洗浄剤を使用してお手入れしてください。
洗浄剤を使用するとブラシだけでは落としきれない汚れやカンジダ菌などの真菌や細菌を除去できます。
1日1回は入れ歯洗浄剤を使用して清掃しましょう。
金属の部分やバネの部分(クラスプ)をかける歯や入れ歯と接している歯の面は汚れがたまりやすく、むし歯や歯周病になる恐れがありますので、ていねいにみがきましょう。
歯ブラシを横から入れて小さく動かしてみがきましょう。
入れ歯の内面と接する歯茎などの粘膜もスポンジブラシで清掃するようにしましょう。
お口の状態は年齢とともに変化します。
入れ歯の具合が悪い場合、自分で調節せず、歯科医院で調整してもらってください。
こんな時は歯科医院に来院してください。
入れ歯で快適に過ごすために、
毎日のお手入れで入れ歯はもちろん残っている歯や粘膜を清潔に保ち、かかりつけの歯科医院で定期管理を受けてください。
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
入れ歯なんで6ヶ月保険で作れないの?
入れ歯をお使いのみなさん
入れ歯作ったけど合わないな
入れ歯痛いな
入れ歯無くしちゃった
入れ歯掃除の時に捨てられちゃった
入れ歯紛失した
様々な理由で入れ歯を作らなければならないと思うのですが
実は6ヶ月保険では作れないという事実をご存知でしたか?
しかも一回作ったらAという歯科医院で作ったBという歯科医院で新たなものを作ってもらえませんか?
と言っても保険では作れないんです
なぜこんなことになったのか?
以前多くの方がスペア、もしくは合わないからじゃあ作っちゃおう
ということで作られていたわけですよ
そして日本は超高齢化社会
国家の財政を圧迫しているわけです
このためある一定のルールが作られたわけです
僕から言えばまあ、入れ歯というのは人工臓器なので一回作ったら調整をしてお口に会うようになればできるだけ長期に渡って使ってもらわないとダメだなと思うわけです
汚れたから作り直し、割れたから作り直し、無くしちゃったと言って作り直し
これは良くないと思います
大切にするなら無くさないわけですよ
一回入れて合わない!じゃあ作り直そうじゃなくて調整してもらってください
そして入れ歯もメンテナンスが非常に重要なんです
入れ歯の素材はやはり樹脂ですので家でそこらへんにあるブラシでこする
自分の入れ歯のバネと入れ歯洗浄剤の成分と合わないのにスーパーで売ってるちょっと安いものを使う
実は成分によっては劣化することもあります
バネが黒ずんできた、折れたなど
これも入れ歯専用歯ブラシや自分にあった入れ歯洗浄剤を使うことが必要なのでこれは作った歯科医師や技工士じゃないとわからないので
自分はどんな入れ歯洗浄剤を使ったらいいの?って聞くことも重要です
?そして部分入れ歯、総入れ歯、入れ歯の下の歯茎の状態でメンテ期間が変わることをご存知でしたでしょうか?
複雑なものほど汚れも取れにくいため
※クラスプというバネをかける歯がダメになってもいけないので歯のメンテもしなければなりません
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
虫歯が進行して根っこだけになった
抜けたら総入れ歯だ
どうしよう
C4という状態じゃあないか?
抜歯か?
いやだなあ
残り少ない歯だからできるだけ残したいのに
何かないのか?そう思われている方へ
根っこだけの場合の利用法をお話ししますね
根っこだけの状態
これを残根といいます
通常抜歯が適応です
歯の頭と骨のなかに埋まっている比率が1対1じゃないと基本持ちません
じゃあどうするのか?
1対1になるようなもの
マグネットコーピングと呼ばれるものを入れるんです
そうすれば歯に負担が少なく入れ歯もマグネットでピタってなるんです
もちろん一本だけじゃあ難しいですが
もしくは根っこにアタッチメントという特殊装置を入れて入れ歯がパチってなるようなものを入れるんです
あ!そうそうマグネットにはプラスとマイナスが要ります
入れ歯の方にキーパーと呼ばれるマイナスのものを入れ歯の方にプラスのものを入れます
磁石だから
プラスとマイナスがないと磁力が働きません
そしてMRIを撮影するときは磁石が働くといけないので画像が荒れるから
通常入れ歯を外さなければなりません
まあ外すだけなので大丈夫だと思いますが
このマグネットは歯だけじゃなくインプラントにも応用されています
骨のないところに短いインプラント入れてマグネット入れて入れ歯を安定させるために使うなど
あとは?
根っこだけでも残しておきたい
なぜ?
歯を抜いてしまうとその周りの骨も無くなります
廃用萎縮と言います
使わないと筋肉でも無くなりますよね
おんなじです
なので入れ歯も安定しなくなりますので残しておくことがあります
残す場合
コーピングという金属の蓋をしておく
これは根っこだけの歯の型をもらい次回セメントでセットします
もう一個はレジンという樹脂で蓋をしておくというものです
そして入れ歯の下に残しておくという
残根上入れ歯というものです
ここでは保険が効くとか保険で認められていないということは排除して考えられる方法を書いていますので通われている先生をよくご相談してもらい決めてくださいね
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
入れ歯をまじまじと見られた方なかなか少ないと思います
まあ関係ない人には全く関係ないとは思います
しかし入れ歯で困られている方は
発音しにくいのでなんとかならんかなあ?
入れ歯が痛くてしようがない
入れ歯の違和感がどうしても慣れない
そうお悩みの方で自費の入れ歯ならなんとかなるんじゃないの?
そう思われている方多いのではないか?
じゃあどんなものなの?について書いていきますね
保険の総入れ歯
全部がプラスティックでできています
自費の総入れ歯
様々なものがありますが
真ん中が金属になっているもの
プラスティックの下がシリコンコーティングされているもの
じゃあどう違うんだろう
まず薄さ
金属の部分が多い方が薄くできますので薄さ、軽さ重視ならチタンのプレートのものでしょう
軽さを求めないならコバルトクロムのプレートでしょう
次に
入れ歯が固くて、痛くての方
保険の入れ歯
プラスティックで噛むところの下はできています
この下にシリコンコーティングをすれば体温で柔らかくなります
つまりサスペンション、クッションの枠割りをしますのでやはり楽でしょう
ここで問題があります
このシリコンのクッションは一年に一回は張り替える必要があるのです
なぜかやはり汚れがつきやすく、また、劣化もしてきます
何もお手入れしなければやはりもっと劣化しますので専用のメンテナンスが必須です
保険の入れ歯はある程度の費用で制作が可能です
しかし
一点問題があります
いやだから作り直して?っていうことがあったとします
しかし制作から7、8ヶ月経過しないと制作ができないのです
作った医院でのみではありません
それが例えば京都の歯医者で作ったとします
引越しで東京に行かれたとします
そこで作ってもらおうとしても不可能なのです
つまり日本全国で適応されますのでしばらく作れません
これには合わないという理由のみではありません
紛失した場合は?
実は保険適応ではありません
この期間に紛失しても保険では作れません
かなりシビアな対応だと個人的には思います
しかし無理のようです
なぜこんなに厳しくなったかというと
昔、入れ歯が合わない、スペアーにもう一個っていう方が多かったらしいのです
これを阻止するために敷かれた制度のようです
なので入れ歯はなくしてもダメだし壊れてもある一定期間は作れないので大切に使わなければなりません
つまり、メンテ、毎日の保管、清掃、ですね
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
歯を失った時の治療法のひとつ入れ歯
初めて入れられる方は不安がいっぱいだと思います
部分入れ歯、総入れ歯….
どんな材料で作られているの?
基本的に大きく分けて人工歯、庄、バネ、つなぐ部分
それぞれ見ていきますね
人工歯ーこれは様々なものがあります
陶歯ーこれはセラミックです
硬質レジン歯ー硬い樹脂と考えて下さい
レジン歯ー樹脂です
それぞれの特徴です
陶歯ー色調の変化がありません、が調整が非常に難しいです
硬質レジン歯ー色の変化はあるものの次に書くレジン歯よりは変色しにくいです
そしてある程度の硬さを持っています
レジン歯ーすり減る、色調の変化があります
しかしすり減ってくれるというのは実は良いんです
噛みやすい状態まですり減ってくれた状態になるわけです
庄ーこれはアクリルレジンというもので作られていることが多いです
つまりプラスティック
これに歯が乗ります
樹脂でできていると修理ができます
しかしプラスティックなのでヒビが入ったり、細かい傷がつきます
ここにばい菌が繁殖します
バネークラスプと呼ばれるもの出会ったり磁石であったり、アタッチメントと呼ばれる特殊なバネ出会ったりします
これは金銀パラジュウム合金、コバルト出会ったり白金であったりします
バー
左右の入れ歯をつなぐ金属です
これには上の歯の場合ーパラタルバーと呼ばれ下の歯の場合リンガルバーと呼ばれます
プレートタイプのものもあります
これも上の歯の場合パラタルプレートと呼ばれます
金属で作った場合熱を感じやすいのです
また樹脂のみの場合よりも薄くすることも可能なんです
この金属は鋳造という手法でそれぞれの方にあったものを作ります
鋳造ーまずはワックスで形を作り埋没材の中に入れ炉の中に入れワックスを飛ばします
すると隙間が空きますのでこの中に溶けた金属を流し込みます
冷えると顎にあった金属のバー、もしくはプレートになるわけです
そしてもちろん研磨をして仕上げるわけです
サンドブラストという砂で処理し、カーバイドでいらない部分を除去し、ペーパーで荒研磨しシリコンでさらに研磨します
なかなか工程が多いのですが….
入れ歯を作る工程は複雑です
型取り
噛み合わせの高さを決定します
その後、合わせを行います
見た目、噛み合わせの状態を確認し完成するわけです
実際入れたばかりの入れ歯はかみにくく慣れるまで三ヶ月から六ヶ月という期間がかかることが多いです
もちろん今まで入れ歯を使っておられた方はもっと早く慣れられるかもしれませんが…
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
入れ歯
入れ歯の下はあまり唾液が届かない自浄作用の行き届かない部分です
そして人前で外すことがなく
外出先では洗うこともあまりしない、できないですよね
そうすると1日のうちでずっと装着してますね
服とは異なりなかなか消毒できませんし、食器のようにハイターなんかも使えません
じゃあ消毒できない期間が続き、樹脂の細かい部分はどうなるのか?
ばい菌が繁殖します
特に入れ歯の下はカビ菌が繁殖しやすくなります
お口の中のカビ菌
カンジダが繁殖しやすいのです
入れ歯の下、粘膜に白い偽膜ができてしまった
こすれば取れるんだけど
そしてこれらも実は口臭の原因となるのです
寝る前入れ歯の洗浄剤にぽちゃんとつける
カンジダ菌除菌99パーセント!
しかし
なかなか取れていないものです
これはなぜか?
入れ歯の本体は樹脂でできています
細かい傷があり目に見えない部分でばい菌が残ってしまうのです
これらを殺菌しなければ粘膜も白い膜ができることになり
そして強いては入れ歯の材質の劣化ー割れるという結末になるのです
自宅でできない殺菌を医院では行うわけです
入れ歯のニオイが気になるから熱湯かけようか?
はやめて下さいね
なぜならば
樹脂は熱に弱く変形してしまうからです
大きく変形した場合
修理が不可能となり型をもらい新しく作らなければならない
つまり歯がない期間ができてしまうことに繋がるからです
じゃあスペア作ればいいじゃん
と思うかもしれませんが
現在の保険制度はスペアの製作を認めていません
なので大切に使い長持ちさせていくことが懸命になるのです
ニオイが気になる、自宅でハイターや熱湯、たわしで磨くのではなく家でのケア方法を歯科医師に聞く必要があり
また、現在のあなたの歯の状態をよく知っている制作した歯科医師はお口の状態をよく知っておられる
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
歯を失った時にブリッジができない時に入れるものつまり入れ歯についてどんな種類があるのか?について書いていきますね
大きく分けて
部分入れ歯
総入れ歯
この二つがあります
そして材料の面でさらに別れていきます
ここでは保険が適応とか保険がきかないとかについては触れずに書いていこうと思います
部分入れ歯
マグネットを使用したマグネットデンチャー
特殊な維持装置ーつまりバネを使用した入れ歯ーコーヌス入れ歯、アタッチメント入れ歯
バーーつまり人工の歯を乗せている庄ー歯茎の部分をつなぐバーが金属の場合
金属庄
総入れ歯ー歯茎の部分の材料の違い
レジン庄入れ歯ーつまりプラスティックでできたもの
金属庄入れ歯ー部分的に金属でできた入れ歯ーチタン、コバルト、金などが使われる
シリコン庄の入れ歯ー歯茎の部分はプラスティックでできているがその下の歯茎と接する部分がシリコンで出来ている
これは体温で変形してくれるので吸着してくれることが多いものです
金属の特徴です
チタンは軽いという利点もあるのですがプラークがつきやすいという欠点もあります
そしてチタンは加工が難しいという欠点もあるのです
コバルトの利点
チタン、金と比べるとややコストが安くつきます
コバルトは変色することもある、やや重たいという欠点もあります
また金について
利点
生体親和性が良い
欠点
コストがものすごく高い
重たい
バネで使われる材料には様々なものがあります
白金、金、金銀パラジュウム、が主な材料です
バネ、庄、プラスティックこれらの複合で材料を使います
画一的なものではなく歯の状態によってどの材料を組み合わせて設計するのかも重要な点ではあります
特に白金は個人的に良い材料でバネに使用は最も良いイメージがあります
アイバークラスプというバネに使用することが多く
このアイバークラスプは余計な力がかからないため歯にとっては良い設計だと思いますがお口の状態によっては使えないこともあります
今回は情報を書きましたのでイメージが湧きにくいかもしれませんが
あなたの歯の状態を知っているのは長年付き合った先生ですのでよく先生とお話になられて設計を立てていかれるのが良いかもしれませんね
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
マグネットの入れ歯ってお聞きになられたことがあると思うのですが
何もなく磁力が働くわけではないんです
根っこの方、入れ歯の方両方にオスとメスを入れなければなりません
もっといえば一個のマグネットではあまり効力が出ません
3つ必要です
三角形を描くような形態に配置しなければなりません
大きな入れ歯の場合
このマグネットはインプラントにも使えます
設計をし配置して根っこの代わりにインプラントにマグネットの片方を入れるんです
そして入れ歯に片方の装置を入れておくという方法もあります
欠点としてはMRIの時には入れ歯を外さなければなりません
なぜなら画像がゆがむためです
入れ歯にも様々な方法があります
マグネットもそうシリコンもそう、アタッチメントという装置もあります
このブログをお読みの方はあなたの歯に応じたものを歯科医師、歯科技工士、衛生士とともに考えてもらう必要があります
しかしこのマグネット、シリコンデンチャー、アタッチメントというものは保険では認められていないのが現状です
また同じような歯の欠損でも支えになる歯の状態がどうなのかによっても入れ歯の設計は大きく変わります
つまり歯周病が進行している場合
支えになる部分が弱いため長持ちしないであろうと考えると将来を見据えて設計しなければなりません
またメインテナンスは必須です
メンテナンスにより歯茎と入れ歯が合っていない場合早期に発見できれば入れ歯と歯茎の間に樹脂を入れ補正することでその入れ歯を生かすことが可能なんです
噛み合わせの検査、専門的清掃、支えとなる歯の清掃、マグネット部分の清掃
どれも自宅ではケアできない汚れがついてしまうものです
ま!いいかでのびのびになると再び入れ歯を新調しなければならないという状態にならないようにしてください
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2025年2月21日 仁科歯科医院