エナメル質 乳歯VS永久歯
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
エナメル質
それは虫歯に対する抵抗の最大の防御、
熱いものを食べても、冷たいものを食べてもここには神経がないのでしみません
つまり外的刺激からの防御壁なんです
そして人間の体の中で最も硬い組織
この成分はハイドロキシアパタイトと言います
Ca10(PO4)6(OH)2という化学記号で構成されます
じゃあ乳歯と永久歯では同じじゃないの?
実は違うんです
乳歯
歯の質の厚さー薄い
歯の質の硬さー柔らかい
結晶粒子ー小さい
含水量ー2、8パーセント
有機成分ー4、7
カルシュウムー34、3パーセント
永久歯
歯の質の厚さー厚い
歯の質の硬さー硬い
結晶粒子ー大きい
含水量ー2、3パーセント
有機成分ー1、7パーセント
カルシュウムー36、1パーセント
つまり
永久歯の方がエナメルに含まれる水分も、有機質も多く、カルシュウムの含有量も多いのです
乳歯の場合虫歯の進行が早いのはエナメル質が薄く、柔らかいためです
また乳歯の場合溝が深いため汚れが残りやすいのです
今うまい棒を食べながらこのブログを書いているのですが
歯の溝に詰まりますね
まあ子供は粘着性のお菓子を好んで食べますからこれも原因なのかとは思いますが
大人の僕もブラックサンダー、うまい棒、などよく食べるのですが….
この溝を埋めておく予防充填をシーラントって言います
これは生えたばかりの永久歯にもすることが多いです
この生えたばかりの永久歯を幼若永久歯と言います