ドライマウスによって起こる症状
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
今日からドライマウスの本丸に関してお話ししていきます
ドライマウスになるとどのような症状が起こるか?
まずは列挙しますね
1、う蝕ー虫歯
2、歯周病
3、義歯不適合
4、味覚異常
5、食べる機能の低下
6、微生物の感染症
まずはそれぞれ見ていくことにしましょう!
1、う蝕ー虫歯
これは食べ物のカスや磨き残しだけで起こるわけではないんです。
ドライマウスによって虫歯の発生率が高くなります。
唾液の機能についてブログに書きましたが
中和作用というものがあったと思います
口の中のphを中性に保つ役割、食べ物を食べた後の微生物の増殖を抑える役割もあるんですね
つまり唾液の量が少なくなると虫歯菌が増えやすくなり、
虫歯菌が出す酸がエナメル質を脱灰ー歯を溶かすことーして虫歯になりやすくなります
小さな歯の傷に対して唾液に含まれる成分で再石灰化が行われ修復します。
唾液の量が不十分な場合、
歯が摩耗しやすくなり外傷的な力を受けた歯のエナメル質、象牙質も失われやすくなります。
これは突発的な外傷だけではなく
歯頚部ー歯と歯茎の境目の部分ー歯ブラシによる摩耗もあります。
また詰め物と歯の境目も虫歯になりやすくなります。
本日はドライマウスと虫歯についてブログを書きました
次回はドライマウスと歯周病について書いていきますね