マグネットの入れ歯
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
マグネットの入れ歯ってお聞きになられたことがあると思うのですが
何もなく磁力が働くわけではないんです
根っこの方、入れ歯の方両方にオスとメスを入れなければなりません
もっといえば一個のマグネットではあまり効力が出ません
3つ必要です
三角形を描くような形態に配置しなければなりません
大きな入れ歯の場合
このマグネットはインプラントにも使えます
設計をし配置して根っこの代わりにインプラントにマグネットの片方を入れるんです
そして入れ歯に片方の装置を入れておくという方法もあります
欠点としてはMRIの時には入れ歯を外さなければなりません
なぜなら画像がゆがむためです
入れ歯にも様々な方法があります
マグネットもそうシリコンもそう、アタッチメントという装置もあります
このブログをお読みの方はあなたの歯に応じたものを歯科医師、歯科技工士、衛生士とともに考えてもらう必要があります
しかしこのマグネット、シリコンデンチャー、アタッチメントというものは保険では認められていないのが現状です
また同じような歯の欠損でも支えになる歯の状態がどうなのかによっても入れ歯の設計は大きく変わります
つまり歯周病が進行している場合
支えになる部分が弱いため長持ちしないであろうと考えると将来を見据えて設計しなければなりません
またメインテナンスは必須です
メンテナンスにより歯茎と入れ歯が合っていない場合早期に発見できれば入れ歯と歯茎の間に樹脂を入れ補正することでその入れ歯を生かすことが可能なんです
噛み合わせの検査、専門的清掃、支えとなる歯の清掃、マグネット部分の清掃
どれも自宅ではケアできない汚れがついてしまうものです
ま!いいかでのびのびになると再び入れ歯を新調しなければならないという状態にならないようにしてください