人間の歯の本数知っていますか?
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
皆さんは人間の歯の本数知ってますか?
以外と知らない方が多いのですよ?
子供の乳歯ー20本です
大人は親知らずを合わせると32本
皆んなは指の本数なら知っているのに自分の歯の本数を知らない方が多いかもしれません
何気に健康なときは興味がない歯
歯は健康の入り口なんですよ
食べ物を摂るのも口、お話しするのも口からそして口の中の病気はいろんな病気と関係しているのに?
子供の歯だから生え変わるからいいやと思わないで?
子供の頃のケアが将来虫歯になりやすい子になるか関係しています
もっと言えば子供の歯はお母さんのお腹にいるときから形成が始まってます
大人の歯の一部もお母さんのお腹にいるときから形成が始まっています
乳歯ー胎生6週頃から形成が始まってます
また第一大臼歯ー6歳臼歯胎生3、5ヶ月ごろに始まります
お母さんも栄養や歯周病に気をつけてあげてほしいのです
また特に歯周病は本当に様々な疾患と関係してますので歯が抜けるだけではなくて?
30歳に成ると歯周病罹患率は80パーセントを超えます
しかし30歳で急に歯周病になるわけではないのです
症状が出てくるのがこの頃なのです
様々な歯周病のタイプがあり急速に進行するもの、ゆっくり進行するもの様々です
この前初診の方でーうーんと土曜日かな
30の方でレントゲンを見たら歯の長さの1/3まで骨のない方がおられました
奥歯の歯茎下がられているのお気づきになりませんでしたか?
少しはお気づきになられていたようですが
患者さんはどうやら戻ると思われていたようです
ここでポイント!
ポイント1、歯周病は多くの場合無症状で進行します
ポイント2、歯周病で溶けた歯を支える骨は元には戻りません
《再生療法ーエムドゲイン、GTRという方法はありますが全く元に戻るということはないですしまた適応症例はごく限られています!》
この患者さんはそんなに歯石が付いているわけでもなかったのです
年齢的にかなりリスクが高いと思われます
この年代で歯を支える骨がほとんどないのですから
歯周病原因菌がおそらく強いものがいるのでしょう
家族歴ーご家族の中に歯周病の方がいらっしゃられる場合もあり得る話です
遺伝要因ー歯茎の強さなどが関係します
また全身疾患ー糖尿病の罹患の方も進行が早いことが多いです
30代で検診にいかれていなくて糖尿病に罹患していることを知らない場合もあるのです
現在様々なことが考えられるわけなのですが
今後の方針ー自宅ケアー殺菌性のものをオススメしようかと考えていますーコンクールf、ラプチャー
またブラッシング方法の確認
基本治療からまず行っていく
そしてほとんどのかたでそうなのですが一回診療したからなんでもわかるというわけではないのです
その方の歯周病の進行スピード、どの部位にplaque、歯石が付きやすいのか?、全身疾患の有無、生活習慣など
お付き合いしていく中でわかっていくことが多いのです
治療に魔法はありません
亡くなった骨を戻せるわけでもなく、歯周病のばい菌を一回で0にすることもできません
歯周病、虫歯、予防歯科は今ではなく将来あなたが今お持ちの歯をどれだけ一緒になって残していけるかなのです
今日予防歯科を受けたから今日レーザー治療したから私は80歳で20本の歯が残るのだ!ということはありません
このことをご理解していただける方、そして僕をホームドクターと選んでいただける方とのお付き合いを僕はしていきたいと思っています