口の中が粘つく
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
口の中が粘つく!
そんなタイトルで始まりました
しかし
初診の方の多くが口の中が粘つく、口臭が気になる
そんなことを問診票で書かれていることが多いです
多くの場合レントゲンを見ると歯周病が進行していることが多く
中期歯周病
ーつまり歯の長さに対して二分の一ぐらいしか歯を支える骨がない状態
ここから進行すると重度歯周病、これより骨がある場合は軽度歯周病と言います
みなさん歯周ポケットというものをお聞きになられたことが多いとおもいます
これは歯と歯茎の境目にある服のポケットのようなものです
この中から歯肉溝滲出液というものが出てきます
無色透明なのであまり気づかないことが多いですが
この成分は血清成分、好中球、上皮、歯肉溝中の細菌、細菌が出す毒素、酵素などが含まれています
歯周病菌はこの滲出液のタンパク質を分解してネバネバした物質ーバイオフィルムを出します
このためお口の中がネバネバするのです
もちろん歯が揺れているわけでもなく、少し食事中にものが引っかかる、歯ブラシの時に時々血が出る、
口臭が気になったことがある、歯が浮いたように感じたことがある、歯茎を爪楊枝、フロスで触るともっとぎゅーっとしたくなる
などの症状があるぐらいかなあと思います
実は症状が出る前にじわじわ水面下で進行しています