歯の加工と抜歯の風習
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
人類の歴史において抜歯、歯の加工ー歯を尖らせたりした風習がある
今日はこれについてお話しします
今回は虫歯で抜くのではなくなんらかの風習についてのことをお話しします
中国のミャオ族、オーストラリアの原住民が近年でも行なっていた風習で日本でも縄文時代に上顎犬歯、第一小臼歯、下顎切歯部を抜歯する儀式があったようです
これは子供の成長の節目になんらかの傷をつけるというものらしかったのですが
加工については
オーストラリアの原住民が成人の儀式で上顎中切歯をフォーク型にしたり、隣の歯を尖らせたりしていたようです
日本ではお歯黒というタンニン酸第二鉄塩を主成分とする液体で歯を黒く染めていた
この風習は明治、大正時代まで民間で広く行われていたようです
実はこのお歯黒ー初めは男女ともに上流階級のみ行なっていたようですが
江戸時代になってからは既婚女性のみが眉を剃り落とすこととともに行われていたようです
今でこそ健康な白い歯がいい!
そう行ってホワイトニングや虫歯にならないようにできるだけ自分の歯のエナメル質を守ろうとしています
確かにこの自分の歯のエナメル質を守るというのは理にかなっているのですが
もっと先の時代には今の時代を振り返るとえーそんなことがあったんだなあなんてことになるのかもしれないですね
もしかしたら虫歯になったらさっさと抜歯して新しい歯の種を植え込んでしばらくしたら健康な歯が生えてくるなんて時代が来るかもしれませんね