歯の構造
こんにちは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
歯の構造について書きます
歯にはエナメル質、象牙質、セメント質、歯髄、歯肉(歯茎)、歯根膜、歯槽骨という部分に分かれます
歯って全部同じ組織じゃないの?って思われている方も多いかもしれないので今回書くことにしました
では詳しく書いていきますね
エナメル質
歯の表に出ている頭の部分の表層を覆っている組織です
最も硬く、虫歯に対する抵抗が強いです
象牙質ー象さんをイメージしますが
内部の歯の中心をなすもので歯冠部、から歯根部までありこの部分が露出すると知覚過敏が起こります
セメント質
歯根の象牙質を覆っている組織で骨とくっつく役割を主にしています
歯肉
歯冠の下のピンク色の粘膜を歯肉と言います
歯を支えている骨を覆っています
歯髄
歯の真ん中の中心部
一般に神経と言われている部分です
この中には血管、リンパ管、神経があります
歯に栄養を与えています
この神経は、痛いというものしかないため冷たい、熱い、という感覚はなく痛いというシグナルのみ脳に伝達します
歯根膜
歯と歯槽骨の間にある薄い膜でかみごたえを感じたりする部分です
そしてあまりにも硬いものを食べた時に口が開くという反射もこの歯根膜反射で起こります
歯を守るための機構です
歯槽骨
歯を支える骨です
歯肉が炎症を起こすとこの歯槽骨が下がります
歯槽骨が下がる病気が一般的に歯周病と言われています
一旦なくなった骨は元に戻らないと考えてください