歯科のレントゲンは何のために撮るの?
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
歯医者に行くとまずレントゲンを撮らせてください
そう言われることがあると思います
レントゲンって被曝するから嫌だなあ?
そんなことを思われる方も多いと思います
じゃあまず
レントゲンって何するもの?
レントゲンの特徴としては白い部分は何かあるが、黒い部分は何もない部分
これを用いて病巣があるーつまり虫歯、歯周病を確認します
これを用いて歯の中がどうなっているのか?歯を支える部分がどうなっているのか?
神経との距離はどうなっているのか?
などを確認します
次にレントゲンの被曝ってなに?
放射線を用いますのでやはり気になるところだと思います
実は日常道を歩いていても太陽からの被曝を受けているということをご存知ですか?
実は歯科用のレントゲンは日常歩いているよりも少ない量で撮影可能なんです
だからあまり神経質に考える必要もないと思います
むしろCTの方が被曝は気になるところですが….
しかし診断するにはやはり必要です
これがないとはっきりしたことがわからないで診断ができないのです
特に歯科は骨、歯という硬い組織ですので
内科のように触診、聴診器でというわけにも行きません
例をあげて行きますね
1、親知らずの抜歯
下歯槽神経と親知らずの距離を見ます
また親知らずが骨に覆われているのか?
またどの方向に生えているのかを確認します
また隣の歯との関係
2、虫歯
虫歯がどこまで達しているのか?
根の先に?胞があるのか?
などを見ます
3、ホワイトニング
歯の神経がどれぐらいの大きさなのか?を見ます
4、歯周病
歯の長さに対してどれぐらいの骨が残っているのか?を確認します
5、上の歯の場合
上顎洞ー簡単に言いますと鼻の穴と歯の根っこの状態を確認します
6、がん
お口の骨の中に病巣があるのか確認します
7、乳歯の場合
大人の歯があるのか?ないのか?を確認します
8、インプラント
インプラントを入れれるだけの骨の量があるのか?を確認します
インプラント手術中ーインプラントがちゃんと骨の中に入っているのか?どの方向に入っているのか?を確認します
術前はCTを取ることが多いのですがこれは骨の密度も確認できますのでこれを確認します
今回はレントゲンについてお話ししましたがMRIというものもあります
これは柔らかい組織を診断するときに使います
ですので歯科ではレントゲンやCTが主流になるわけなのです