歯科マテリアル
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
今日は歯科で使われている材料について書いていこうかなあと思っています
そのうちのうーん形状記憶合金
根の治療ーニッケルチタンファイルというものがもう15年ぐらい前から使用されています
低速回転のモーターにつけて感染した物質を除去したり神経を除去したりします
何がいいのか?
根は曲がりくねっています
右に曲がっていたり銃剣状に曲がっていたりしますすごく複雑な形状をしています
曲がっているのでその曲がりについていかなければなりません
だからこのニッケルチタンファイルが有効なんですよ
そして
歯周病の揺れている歯の固定に使用する材料
ウィングロックと呼ばれるものがあるのですがvの字状のものをはじめに線状にプライヤーで曲げます
形状記憶合金は元に戻ろうとしますので歯の中で開きます
これで固定効果が出るのです
文章で説明するのは難しいですね?
では手順を書いていきます
形状記憶合金を入れるために歯を少し削ります
接着力を上げるためにエナメルエッチングを行います、また最近は僕はサンドブラスト処理を行ってからエッチングを行います
そしてvの形から線状にした形状記憶合金ーウィングロックをいれます
削った歯の中で42度に温めたものでウィングロックに触れます
そうすると歯の中で開き固定効果がでます
さらにスーパーボンドで充填、接着を行います
歯科で応用されている材料の形状記憶合金はこの二つぐらいかなあ