親知らずが生える理由
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
親知らず…
ああ?抜歯しなきゃいけない!?
どうしよう?
なんで親知らずなんて生えるんやーって思っている方へ
今日は親知らずについて書きますね
まずは
親知らずー智歯、8番とも呼ばれ通常18歳から25歳までに生えてきます
生えてこなくてもレントゲンで確認すると存在することがあります
生えてこない時ー前の歯に当たってつっかえて生えてこない場合、もともと無い場合、顎が小さくて生えるスペースがない場合
すごくたくさんの理由があります
親知らずはなぜあるのか?
昔人間は硬いものを噛まなければなりませんでした
ですので顎が発達してもう一本つまり親知らずが生えるスペースがある必要があったためであると言われています
しかし文明の発達により食べ物は火を使い柔らかいものになりあまり噛む必要がなくなったのです
そして顎が小さくなったわけです
このためこの親知らずは必要がなくなりもともと無いという人がいたり、生えるスペースがないため顎の中に埋まったしまっていることが多いのです
完全に骨の中に埋まっていれば良いのですが骨に埋まっていなければ歯茎の中だけに埋まっていることがあります
この場合感染経路ーつまり磨けない、殺菌性のうがい薬が届かないためばい菌が繁殖します
そして腫れるわけです
この時腫れる原因としては可能性は2つ
1、ばい菌に対する抵抗力が弱ったーつまり疲れてしまった、風邪、全身疾患により抵抗力が落ちた場合
全身疾患で特徴的なものは糖尿病
2、ばい菌の数が多い場合
この部分だけが多いわけではなくお口の中は一個の単位と考えてください
全体の数が多いとそれ以上にこの親知らずの部分は多いはずです
つまりここが腫れるとういうことは全体的に何か制す不良が起こっている可能性があるかもしれません
例ー重度の歯周病
親知らずー腫れるは実は=ではなく
腫れる=抜歯ではないということです
まずは清掃つまりブラッシング、殺菌性のマウスウォッシュを使う、など何か改善できることから考えてみてはいかがでしょう?
ただただ親知らずを忌み嫌うのではなく
どうしたら腫れなくなるのか?そのためにはどうしたらいいのか?どう改善すれば良いのか?
自分が変われば何かが変わるかもしれませんね