MIって?ミーって読むの?じゃあスーちゃんは?
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
MIと云う題名なのですが
皆さんはあまりお聞きになられたことはないかもしれません
ミニマムインターベーションといいます
最小侵襲によるう蝕の処置
なのですが
では今までの治療とはどう異なるのか?
詰め物を入れるためには健全な歯の質も削らないといけなかったわけです
でないとガタガタですと詰め物が入らなかったりするわけです
しかし近年健全な歯の質を極力残そうということで接着系の材料が主流になりつつあります
その代表的なものはレジンです
この他にもハイブリッドセラミックスのものもあります
そして虫歯を殺菌しようということでドックベストセメント、3mix法ー抗生物質を3種類混合し虫歯のばい菌を殺菌するというもの
歯を削る機械ーウォーターレーザー、ヤグレーザーなど硬組織対応型レーザーもかなり普及しています
同じような概念の元に考えられているもの
エアーブレージョンという方法ですーアクアカットクアトロという機械です
アルミナを噴射し虫歯のみを削除する方法
注意ーこの中のレーザー系、エアーブレージョン、ハイブリッドセラミックスは保険対象外ですが
まあ知識を得てもらうという観点からはどんな技術があるのか紹介しておこうと思っています
しかし全てこの方法でできるというわけではないです
適応症というものがあるのです
ウォーターレーザーにしろ、アクアカットにしろ
またハイブリッドセラミックスのダイレクトボンディングという即日医院で行える方法も限界があると思います
例ー歯がほとんどないのにこのハイブリッドセラミックスのダイレクトボンディング法で修復は不可能です
またウォーターレーザーのみで麻酔なしで神経の治療は不可能です
どんな最新機械でもそれぞれの特徴をうまく使い小さな虫歯のうちにさっさと治してしまい再び虫歯にならないように患者さん自身も協力が必要なのです