こんばんは

京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です

前歯に被せ物をしたしかもセラミック

しばらくしたら歯茎が下がって被せ物と自分の歯に隙間が！

そんな方たくさんおられると思います

どんなことが起こったのか？

今日はそんなことを書いていきます

１、前歯だからセラミックそれとも硬質レジン？

わかります

前歯の被せ物の選択肢としては様々あります

大きく分けて

保険でできるープラスティックの被せ物

自由診療ーセラミック

大きく分けてこの二つ

何が違うのか？

超簡単にお話しすると

色が変わるのか？変わらないのか？

これです

セラミックの最大の特徴は色が変わらない

硬質レジンと呼ばれるプラスティックの被せ物ー２年ぐらいで色が変わってきます

だから硬質レジンが悪いというわけではありません

硬質レジンー修理がしやすいのが最大の特徴です

樹脂と樹脂はくっつきますので仮に割れても修理が可能です

比べてセラミックは破折した場合修理が非常に難しいです

理由はセラミックと樹脂はくっつかないからです

さらにセラミックは厚みを必要とするのでたくさん歯を削る必要があります

つまり再度やりかえようとしても歯がたくさん削られているのでやりかえが不可能な場合もあります

これはケースによりますのでなんとも言えませんが

２、歯茎が下がる理由

歯は歯槽骨と呼ばれる骨で支えられています

この骨が溶けるとその上の歯茎が下がります

これが歯周病の最大の特徴です

他にも歯茎から血が出る

歯がゆれる

硬いものが噛めない

全体にわたって平行に進行するので全体に症状が出る

歯がしみる

口臭が強くなる

口の中が粘つく

など小さな症状から大きな症状まで様々ですが

さて

歯茎が下がると

被せ物と歯茎のラインが下がるので隙間ができたような感じになります

見た目が関係しますので

やりかえを考えられるでしょう

小さく歯茎が下がった場合ー僕は、ですが

硬質レジンの場合はレジンという樹脂で詰めます

もちろん

歯周病の進行を止めてからですが

セラミックの場合は正直くっつきませんので不可能な場合が多いですが

一応やってみます

しかしセラミックや樹脂にも様々なものがあるので

接着しないこともあります

どうせセラミックを選択するならしっかり歯周病の治療、セルフケア、定期管理を行ってから行うべきものだと思います

これを怠ると

近い将来

セラミックを入れたがすぐに歯茎が下がってきた！

高価なものなのにどうしよう？

金銭だけで解決できたらまだ軽症で

乗せかえる歯がなければそれすらも不可能なのです

どうぞ参考にしてみてくださいませ