歯周病の原因は歯周病菌です

京都で歯周病治療に力を入れている京都市伏見区桃山南口近くの仁科歯科医院です

このブログでは歯医者で口臭について聞くのが恥ずかしい方の参考になればと書いているブログです

ご自身でも歯周病のチェックをできるようにリスト載せておきます

歯周病セルフチェック

歯茎が赤く腫れている

歯と歯の間の歯茎が腫れぼったい

歯茎が疲れたときに腫れやすい

歯茎が下がってきた

ブラッシング時に血が出る

起きた時口の中がネバネバする

歯が揺れる

硬いものが食べにくい

歯が揺れる

前歯が出てきた

口臭が気になる

歯茎が痒い痛い

歯と歯の間に隙間ができた

歯が長くなったような気がする

本日のブログ

歯周病とは、口腔内で進行する慢性の炎症性疾患であり、その主な原因は歯周病菌によるものです。この病気は歯ぐきの炎症から進行し、歯槽膿漏や歯周病治療の必要性を引き起こすことがあります。歯周病は軽度から深刻な段階まで進行する可能性があり、早期発見と適切な治療が重要です。

歯周病菌は通常、口腔内に生息している細菌の中で特定の細菌が異常な数で増殖することによって引き起こされます。主な歯周病菌には、アグレッシブ・ポルフィロモナス、タナレラ・フォルシス、フスパクテリア・ナセンティスなどがあります。これらの菌は歯垢やプラークの形成に関与し、歯ぐきの炎症を引き起こします。

歯周病が進行すると、歯ぐきの炎症は歯周ポケットの形成につながります。歯周ポケットは歯と歯ぐきの間にできる溝で、ここに歯周病菌がたまりやすくなります。歯周ポケット内では歯石が形成され、これが進行した状態では歯槽膿漏と呼ばれる状態が生じることがあります。

歯槽膿漏は歯周病が悪化し、歯周ポケット内に膿がたまる状態を指します。これにより歯茎膿が発生し、歯ぐきからの膿の排出が見られることがあります。歯槽膿漏は痛みや不快感を引き起こすだけでなく、歯の周りの組織や骨に損傷を与える可能性があり、歯を支える組織が破壊されることで歯の抜歯の必要性が生じることもあります。

歯周病治療は、歯周病の進行具合によって異なりますが、早期段階では歯ぐきのクリーニングや歯石の取り除き、歯磨きの指導が行われます。進行した段階では歯周ポケットの掻爬（スケーリング）や歯ぐきの手術が必要となることもあります。また、歯槽膿漏の場合は膿の排除や抗生物質の処方が行われ、必要に応じて歯の補綴や補強も考慮されます。

歯周病の予防には、適切な歯みがき習慣や歯科医の定期的な検診が不可欠です。歯周病菌の繁殖を抑え、口腔内の清潔を保つことが重要です。また、喫煙やストレス、不健康な食生活も歯周病のリスクを高める要因とされていますので、これらの習慣の見直しも重要です。

総じて、歯周病は歯周病菌の異常な増殖が引き起こす慢性の口腔疾患であり、その進行によって歯槽膿漏や歯周病治療の必要性が生じます。予防と早期治療が成功の鍵となり、定期的な歯科検診や適切な口腔ケアが重要です。

ブログ著者仁科歯科医院仁科歯科医院院長

仁科真吾

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