歯石について
こんにちは
京都市伏見区桃山南口で歯周病治療,口臭治療を行っている仁科歯科医院の仁科です
多くの方が歯石を取ることが歯周病の治療と思っていませんか?
そうなんですが実際は歯周病菌を少なくするため
歯石の下には多くの嫌気性菌である歯周病菌が繁殖しています
この隠れ家を無くすために歯石を除去します
そして歯石はどのようにして作られるのか?
唾液の中にあるカルシュウムが歯垢と反応して作られるそう思われていませんか?
実はその背景には歯周病菌が関与しているのです
本日は歯石を作る歯周病原因菌のお話
歯石はなぜ付くのでしょうこれにも歯周病原因菌が関わっています
マルチョッティ、プッカーリスという割と大きな細菌です
このなかで通性嫌気性菌、偏性嫌気性菌などと難しい文字がかいてありますが通性嫌気性菌ー酸素があってもなくても生きれる菌
偏性嫌気性菌ー無酸素の状態でのみ増殖可能
歯周ポケットの中にも歯石ができますよね
歯周ポケットの中は酸素が少ないのでマルチョッティ、プッカーリス両方生息できるんです
そして歯石という隠れがを作りますさらに酸素が少なくなります
歯周病原因菌は酸素が嫌いな細菌ですので生息しやすくなります
よく川の中や山の中で石をどけたら虫だらけだったという経験ないですか?
おんなじだなあ?とよく思うのですが歯周病も歯石をどけたらばい菌だらけという感じですね
まあ目で見えないので皆さんも僕もビックリしませんが顕微鏡でみたらうじゃうじゃいるんです
なので歯石は歯周病の根本の原因ではないのですが隠れ家になる為歯石除去は歯周病治療では必須なんです
前にブログに書いた歯周病の本体は歯石ではなく歯周病原因菌なんですよでも歯石を除去するのは必須なんですよと書きましたが理由は先ほど書いた通りです
歯石は残念ながら歯ブラシでは除去できませんので専門的に除去しなければなりませんが
※位相差顕微鏡でプッカーリスなのかマルチョッティなのかの判別はできませんが何せ形態、大きさでどちらかでしょうというレベルです
まあどちらにせよ歯石を形成させるのに役立っている細菌なのです
歯周病に関してはまだまだまだまだ書く事いっぱいですが読んで頂いている方歯周病ばっかりだなあと思ってませんか?
でも皆さん知らない事が多いと思われるのでなぜを写真入りでわかりやすく書いていくつもりなんですが
時折ホワイトニングや、義歯の清掃や洗浄剤、なぜこれがいいの駄目なの
どんな歯ブラシがいいのなんで駄目なの
レーザーって何でもできるの?どのレーザーも同じなの?何が違うの?など書いていこうと思います