歯ブログー混合歯列期の僕の思い出
こんばんは
京都市伏見区桃山南口の仁科歯科医院の仁科真吾です
5月5日
昔父に連れられて三重県に遊びに行ったことを思い出します
そこでお肉を食べさせてもらったことをなぜか思い出しています
おそらく小学生2年か3年だったと思います
まだ乳歯と永久歯が混在するこの混合歯列期という子供から大人への階段を登り始めている僕に馬刺しを食べさせてくれたのです
少し歯の豆知識ー乳歯と永久歯が混在している時期を混合歯列期っていうんです→今日はこれしか勉強になりませんが…
とっても美味しかった思い出
そしてこの時期ではないのですが夏にはカブトムシを捕りに宇治田原へ
クヌギの木を探しながら父は鎌を持ちながら
この時お父さんが僕がコケるのをかばって右手の親指に怪我を….
この時右の指がいかに大切なのか僕はあまり実感がなかったのです
母は自分の着ている服を破り確か包帯にしてた
ものすごく罪悪感
パパ!明日診療やろ大丈夫?
そんなやり取りが父と母の会話でされているのです
もうカブト捕りなんかもうええから早く帰りたい!
そう思っていると
あはははは!大丈夫、さあ次の木みようや?
父らしい
昔の親父って感じ
父はあまり細かい事は気にしないタイプ
実は診療しながらコーヒーを飲みながらタバコを吸いながら
昔だから
しかし今でも父の話が診療中に出る
手洗いの流しのところに灰皿が置いてあったよ?
みんな診察終わっても話してたで
とか
○○さんの話では
父「○○さん聞いてや?今日子供も嫁はんもおらんのや、わし今日は診療終わったら湯豆腐と一番やっすいぶた肉を買ってきて鍋で一杯するのが楽しみなんや?」
と患者さんに話してたらしい
この話を聞いたこの患者さんもこの日同じものを食べたらしいのです
そしてこの言葉が今でも覚えている!って
これを聞いたのは本当に最近の事なんです4月に入ってからだったと思います
亡くなってもある信頼関係ってーもう父が亡くなってから16年未だに父の話がかなり出る
まだ父は僕と一緒に診療してくれているんやなあ
まだ患者さんの中で生きていてくれているんやなあ
そんなことを思うと嬉しくなっている自分がいます
父は仕事が本当に好きだった
そして人が好きだったのだと思います