歯磨きしても口臭が気になるのは歯周病?原因と確認したいサイン
歯磨きしても口臭が気になるのは歯周病?原因と確認したいサイン
しっかり歯を磨いているのに、口臭が気になることはありませんか?
「朝だけでなく、日中も口臭が続く」
「歯を磨いた直後でもニオイが気になる」
「家族から口臭を指摘された」
このような場合、磨き残しだけでなく、歯周病が関係している可能性があります。
歯周病は、歯を支えている歯ぐきや骨に炎症が起こる病気です。初期の段階では痛みなどの自覚症状が少ないため、口臭や歯ぐきからの出血をきっかけに気づくこともあります。
今回は、歯周病と口臭の関係、歯磨きだけでは改善しにくい理由、確認したい症状についてご紹介します。
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歯周病が口臭の原因になるのはなぜ?
👉「歯周病の原因となる細菌が、ニオイのもとになるガスを発生させることがあります。」
歯周病の主な原因は、歯の表面や歯と歯ぐきの境目に付着するプラークです。
プラークは食べかすではなく、多くの細菌が集まったものです。
歯周病に関係する細菌が、お口の中にあるタンパク質などを分解すると、メチルメルカプタンをはじめとする揮発性硫黄化合物が発生することがあります。
これらは口臭の原因となるガスです。
歯周病が進行すると、歯と歯ぐきの間にある「歯周ポケット」が深くなります。
深くなった歯周ポケットの内部には歯ブラシの毛先が届きにくく、プラークや歯石が残りやすくなります。その結果、細菌が増え、口臭が強くなる可能性があります。
【この項目のQ&A】
Q.歯周病による口臭は、自分で気づけますか?
A.口臭には慣れが生じるため、ご自身では気づきにくいことがあります。ご家族から指摘された場合や、口臭とともに歯ぐきの出血・腫れなどがある場合は、歯科医院で確認することをおすすめします。
歯磨きをしても口臭が改善しにくい理由
👉「歯ブラシだけでは、歯周ポケットの奥にある汚れや歯石を取り除けないことがあります。」
毎日歯を磨くことは、歯周病と口臭を予防するうえで大切です。
しかし、歯ブラシだけですべての汚れを取り除くことは難しく、特に歯と歯の間や歯周ポケットの内部には汚れが残る場合があります。
また、一度硬くなった歯石は、通常の歯磨きでは取り除けません。
歯周病による口臭が疑われる場合は、歯の表面だけでなく、歯ぐきや歯周ポケットの状態を確認し、必要に応じて歯石やプラークを除去することが重要です。
マウスウォッシュや口臭ケア用品を使用すると、一時的にニオイが軽減することがあります。
ただし、歯周病が原因の場合、ニオイを隠すだけでは根本的な改善につながらない可能性があります。
【この項目のQ&A】
Q.マウスウォッシュを使えば、歯周病による口臭は改善しますか?
A.一時的にニオイを抑えられる場合はありますが、歯石や歯周ポケット内の汚れを取り除くことはできません。口臭が続く場合は、原因を確認したうえで必要な治療を受けることが大切です。
口臭と一緒に確認したい歯周病のサイン
👉「口臭だけでなく、歯ぐきの出血や腫れがある場合は注意が必要です。」
歯周病は初期の段階では痛みが少なく、気づかないうちに進行することがあります。
次のような症状がないか確認してみましょう。
・歯磨きのときに歯ぐきから血が出る
・歯ぐきが赤く腫れている
・起床時にお口の中がネバネバする
・歯ぐきが下がってきた
・歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなった
・歯が浮いたように感じる
・歯がグラグラする
・歯ぐきから膿が出る
・歯磨きをしても口臭が続く
一つでも当てはまるからといって、必ず歯周病とは限りません。
しかし、複数の症状がある場合や、長期間続いている場合は、歯科医院での検査をおすすめします。
【この項目のQ&A】
Q.歯ぐきから血が出るだけでも受診したほうがよいですか?
A.歯磨きの力が強すぎる場合もありますが、歯ぐきの炎症によって出血している可能性もあります。出血が繰り返される場合は、歯周病の検査を受けましょう。
口臭の原因は歯周病だけとは限りません
👉「舌苔やお口の乾燥など、複数の原因が関係している場合があります。」
歯磨きをしても口臭が続くからといって、必ず歯周病が原因とは限りません。
口臭には、次のような要因が関係することがあります。
・舌の表面に付着した舌苔
・唾液量の減少やお口の乾燥
・むし歯
・合っていない詰め物や被せ物
・清掃が不十分な入れ歯やマウスピース
・口呼吸
・喫煙
・飲食物
・服用している薬
・耳鼻咽喉科や内科に関連する病気
原因が一つではなく、歯周病と舌苔、お口の乾燥などが重なっている場合もあります。
そのため、自己判断で口臭ケア用品を使い続けるのではなく、お口全体の状態を確認することが大切です。
【この項目のQ&A】
Q.舌を磨けば口臭は改善しますか?
A.舌苔が原因の場合は改善につながることがあります。ただし、強く磨きすぎると舌の粘膜を傷つける可能性があります。口臭が続く場合は、歯周病やお口の乾燥など、ほかの原因も確認しましょう。
仁科歯科医院では口臭を数値化して原因を確認します
👉「感覚だけで判断せず、検査によって現在の状態を確認します。」
仁科歯科医院では、専用の口臭測定器を使用し、ニオイの原因となるガスを測定します。
さらに、歯ぐきや歯周ポケット、舌苔、お口の乾燥状態などを確認し、口臭に関係している可能性のある原因を調べます。
歯周病が関係している場合は、現在の進行状態に応じて、プラークや歯石の除去、セルフケア方法のご案内などを行います。
口臭の原因や必要な治療は、お口の状態によって異なります。
「口臭があるか分からないけれど不安」
「歯を磨いても口臭が改善しない」
「人と近い距離で話すことに抵抗がある」
このようなお悩みもお気軽にご相談ください。
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動画でも歯周病と口臭の関係をご紹介します
今回の動画では、しっかり歯を磨いているのに口臭が気になる場合に、歯周病が関係している可能性について短くご紹介しています。
歯周病の原因となる細菌は、不快なニオイのもとになるガスを発生させることがあります。
歯磨きをしても口臭が続く場合は、歯ぐきや歯周ポケットを含めて、お口全体の状態を確認することが大切です。
▼YouTube動画
https://youtube.com/shorts/sy6ZYpXH7XU?feature=share
まとめ
歯磨きをしても口臭が気になる場合は、歯周病が関係している可能性があります。
歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなり、歯ブラシの毛先が届きにくい部分に細菌や汚れが残りやすくなります。
ただし、口臭の原因は歯周病だけではありません。
舌苔、お口の乾燥、むし歯、口呼吸などが関係している場合や、複数の原因が重なっている場合もあります。
歯磨きや口臭ケア用品を使用しても改善しない場合は、ニオイを隠すだけでなく、検査によって原因を確認することが大切です。
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この記事の監修者
歯科医師 仁科 真吾
仁科歯科医院 院長
略歴:
1995年 大阪歯科大学 卒業
1995年 大阪歯科大学 補綴学第二講座(補綴第2科) 入局
2000年 仁科歯科医院 院長就任
専門:
口臭治療 / 舌苔治療 / NightLaseレーザーによるいびき治療
歯周病治療 / 予防歯科 / 一般歯科
詳しい経歴・診療理念については院長紹介ページをご覧ください。
院長紹介:https://www.nishina-dental.net/about/greeting/
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